🎍 季節・行事
書き初めの由来を調べ、筆の運び方や墨の濃さを変えて字の見え方を比べる実験と工作です。
書き初めは、新しい年に初めて筆をとる行事です。かつては一月二日に行われ、めでたい言葉を書いて一年の願いをこめました。字の見え方は、筆の速さ、墨の濃さ、紙の種類で大きく変わります。速く動かすと筆の跡がかすれ、ゆっくり動かすと墨がにじみます。どちらも失敗ではなく、表現の一つです。行事の意味を知りながら、書く道具のしくみも確かめられます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 習字の筆 | 1本 | 学校の書写セット |
| 墨汁 | 1本 | すみと すずり |
| 半紙 | 20枚 | 新聞紙で練習 |
| 画仙紙 | 2枚 | 半紙で代用 |
| 計量スプーン | 1セット | ペットボトルのふた |
| 紙コップ | 4個 | 小皿4枚 |
| 下じき | 1枚 | 新聞紙を重ねる |
| 文ちん | 1つ | 重い本1さつ |
| よごれてもよい服 | 1組 | エプロン1枚 |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
手順
書き初めの由来を調べる
何をする:行事の意味を知ります。
どうやる:いつから始まったか、どんな言葉を書いてきたかを、本やウェブサイトで調べます。
なぜ:意味を知ってから書くと、言葉えらびが変わります。
書く言葉を決める
何をする:自分の願いを言葉にします。
どうやる:今年してみたいことを3つ書き出し、それを表す言葉を4文字までで決めます。
なぜ:自分で選んだ言葉だと、まとめのときに理由を書けます。
墨の濃さを4つ作る
何をする:条件をそろえます。
どうやる:紙コップに墨汁と水を、10対0、8対2、5対5、3対7の割合で作ります。
なぜ:割合を決めておくと、あとで同じものを作り直せます。
同じ字を4つの濃さで書く
何をする:濃さのちがいを見ます。
どうやる:同じ一文字を、4つの濃さで1枚ずつ書きます。書く速さは同じにします。
なぜ:速さをそろえると、濃さだけのちがいをくらべられます。
筆の速さを変えて書く
何をする:速さのちがいを見ます。
どうやる:一番よかった濃さで、「ゆっくり3秒」「ふつう2秒」「速く1秒」で同じ字を書きます。
なぜ:かすれとにじみが、速さでどう変わるかが分かります。
かすれとにじみを記録する
何をする:見え方を数字と言葉にします。
どうやる:かすれた部分の数を数え、にじみの幅をものさしではかります。
なぜ:感想だけでなく、数えられるものは数えると比べやすくなります。
紙を変えてためす
何をする:紙による差を調べます。
どうやる:半紙・画仙紙・新聞紙に、同じ濃さ・同じ速さで書きます。
なぜ:同じ書き方でも、紙によってにじみ方が変わることを確かめられます。
清書して展示する
何をする:成果をまとめます。
どうやる:一番よいと思った条件で清書し、条件を書いた札をそえて、比べた作品と一緒にならべます。
なぜ:条件を書いておくと、見る人にも実験の結果が伝わります。
観察ポイント・記録の取り方
| 条件 | 墨と水の割合 | 書く速さ | 紙 | かすれの数 | にじみの幅 |
| 1 | 10対0 | ふつう | 半紙 | ||
| 2 | 8対2 | ふつう | 半紙 | ||
| 3 | 5対5 | ふつう | 半紙 | ||
| 4 | 3対7 | ふつう | 半紙 | ||
| 5 | 最良の濃さ | ゆっくり | 半紙 | ||
| 6 | 最良の濃さ | 速く | 半紙 | ||
| 7 | 最良の濃さ | ふつう | 画仙紙 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 墨の割合がいいかげんになる
なぜ:目分量だと、同じものを作り直せません。
対処:計量スプーンではかり、割合を紙に書いておきます。
⚠️ 紙がずれて字がゆがむ
なぜ:半紙は軽く、筆の動きで動いてしまいます。
対処:下じきをしき、文ちんか重い本で上をおさえます。
⚠️ 筆に墨をつけすぎる
なぜ:たれた墨で、にじみの比べ方が変わってしまいます。
対処:紙コップのふちで軽くしごいてから書きます。
⚠️ 服や机がよごれる
なぜ:墨は落ちにくく、乾くととれません。
対処:新聞紙を広くしき、よごれてもよい服かエプロンをつけます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「書き初めの由来」「選んだ言葉と理由」「条件をくらべた作品」「表」「清書」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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