🔬 理科・実験
毎日同じ時刻に湿度を測り、下じきで紙を引きつけられた数と合わせて記録し、2週間分をくらべる調べ学習です。
静電気は、物と物がこすれたときに、目に見えない電気のもとが片方へ移ることで起きます。たまった電気は、空気中の水分をつたって少しずつ逃げていきます。空気がしめっている日は逃げるのが早く、かわいている日はたまったままになります。冬に静電気が多いと感じるのは、この逃げ道が細くなるからです。湿度計と下じきがあれば、その関係を数で確かめられます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 湿度計 | 1つ | 気象庁が公開する近くの観測所の値を使う |
| 温度計 | 1つ | 湿度計に温度がついていればそれでよい |
| 下じき | 1枚 | プラスチックの下じき状の板 |
| 毛織物か毛糸のマフラー | 1枚 | セーターの そで でもよい |
| 小さく切った紙 | 20枚ほど | ティッシュを小さくちぎる |
| 記録用紙 | 大きめの紙2枚 | ノート4ページ |
| 時計 | 1つ | 台所のタイマー |
手順
測る時刻と場所を決める
何をする:毎日同じ条件をつくります。
どうやる:家の中の同じ部屋で、毎日夕方の同じ時刻に測ると決め、記録用紙の上に大きく書いておきます。
なぜ:時刻と場所をそろえないと、日ごとのちがいが湿度のせいなのか時刻のせいなのか分からなくなります。
湿度と温度を記録する
何をする:その日の空気の状態を残します。
どうやる:湿度計と温度計の数字を読み、天気(晴れ・くもり・雨・雪)と、暖房を使っていたかどうかも書きます。
なぜ:暖房は部屋の空気をかわかすので、天気だけでなく暖房の有無も結果に効いてきます。
下じきをこする
何をする:同じ条件で電気をためます。
どうやる:下じきを毛織物で、数えながら20回こすります。回数と、こする速さをできるだけ毎日そろえます。
なぜ:こすり方がそろっていないと、たまる電気の量が変わり、日ごとの比較ができません。
紙を引きつけた数を数える
何をする:静電気の強さを数にします。
どうやる:小さく切った紙を平らに20枚ならべ、下じきを3センチメートル上にかざして、くっついた紙の枚数を数えます。
なぜ:「パチッとした気がする」ではなく枚数で表すと、日ごとの差をグラフにできます。
2週間分を点でならべる
何をする:関係を目に見える形にします。
どうやる:横に湿度、たてにくっついた枚数をとって、14日分を点で打ち、点の散らばり方を見ます。
なぜ:2つの数の関係は、点をならべると、右下がりなのかばらばらなのかがすぐ分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 日にち | 湿度 | 室温 | くっついた枚数 | 天気と暖房 |
| 1日目 | ||||
| 2日目 | ||||
| 3日目 | ||||
| 4日目 | ||||
| 5日目 | ||||
| 6日目 | ||||
| 7日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ こする回数や強さが毎日ちがう
なぜ:たまる電気の量が変わるので、湿度以外の理由で枚数が動いてしまいます。
対処:「20回」と決めて声に出して数え、こする速さも毎日そろえます。
⚠️ 紙の大きさがそろっていない
なぜ:大きい紙は重くて持ち上がらず、小さい紙はよくつくので、枚数が変わります。
対処:初日にまとめて同じ大きさに切り、封筒に入れて2週間使い回します。
⚠️ 湿度計を置く場所を変えてしまう
なぜ:窓ぎわや暖房の前は湿度がちがうため、比べられなくなります。
対処:置き場所を1か所に決め、動かさずに毎日そこで読みます。
⚠️ 記録を1日忘れる
なぜ:空いた日があると、天気の変わり目の様子が読み取れなくなります。
対処:毎日同じ時刻にアラームを鳴らし、その場で書けるよう記録用紙を測る場所に置いておきます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚、またはスライド5枚がおすすめです。
「調べようと思ったきっかけ」「測り方の写真」「14日分の記録表」「湿度と枚数の点のグラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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