🔬 理科・実験
同じ量の水を部屋に置き、どこで一番早く減るのかと、湿度がどう変わるのかを調べる実験です。
冬は、のどがかわいたり、くちびるがかさついたりします。冷たい空気は、あたたかい空気ほど水蒸気をかかえこめません。その空気を暖房であたためると、かかえられる量だけが増えて、実際の水分は増えないので、乾いた空気になります。これを湿度(しつど:空気にふくまれる水蒸気の割合)といいます。コップの水が減る量をはかると、目に見えない乾燥を数字にできます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 同じ大きさのコップ | 4個 | 同じ大きさのびん4本 |
| 水 | 800mL(1個に200mL) | 水道水800mL |
| 計量カップ | 1個 | 目もりつきペットボトル1本 |
| 湿度計 | 1台 | 天気アプリの室内湿度 |
| 温度計 | 1台 | 湿度計についているもの |
| ぬれタオル | 1枚 | ハンドタオル1枚 |
| 油性ペン | 1本 | ふせんとえんぴつ |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
手順
予想を書く
何をする:どこに置いた水が一番早く減るかを予想します。
どうやる:「暖房のある部屋」「暖房のない部屋」「まどぎわ」「げんかん」の4か所を紙に書き、減りそうな順番を予想します。
なぜ:予想を書いてから調べると、結果と比べたときに考えが深まります。
同じ量の水を入れる
何をする:条件をそろえます。
どうやる:計量カップで200mLずつはかり、4つのコップに入れます。水面の高さに油性ペンで線を引きます。
なぜ:はじめの量がちがうと、減った量を正しくくらべられません。
4か所に置く
何をする:場所ごとの条件を作ります。
どうやる:決めた4か所に1つずつ置きます。どれも風が直接当たらない、平らな場所にします。
なぜ:風が当たると、場所のちがいではなく風のちがいになってしまいます。
湿度と温度をはかる
何をする:空気の状態を記録します。
どうやる:4か所それぞれで、湿度計を3分置いてから湿度と温度を読み、書きます。
なぜ:水の減り方と湿度をならべると、関係があるかどうかが分かります。
1日1回、同じ時刻に記録する
何をする:減った量を調べます。
どうやる:毎日同じ時刻(たとえば午後5時)に、水面の高さを線とくらべ、計量カップで残った量をはかって書きます。
なぜ:時刻をそろえないと、1日あたりの減り方をくらべられません。
3日間つづける
何をする:変化のようすを集めます。
どうやる:1日目・2日目・3日目の残りの量と湿度を、表に書きこみます。
なぜ:1日だけだと、その日の天気のせいかどうかが分かりません。
加湿をためす
何をする:湿度を上げる工夫の効果を調べます。
どうやる:暖房のある部屋にぬれタオルを1枚干し、1時間後・2時間後の湿度をはかります。
なぜ:かんたんな工夫でどれくらい変わるかを、数字で確かめられます。
表とグラフにまとめる
何をする:記録を見やすくします。
どうやる:場所ごとの減った量を棒グラフに、湿度の変化を折れ線グラフにします。
なぜ:乾いた場所ほど水が早く減ることが、目で見て分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 場所 | 1日目の残り | 2日目の残り | 3日目の残り | 3日で減った量 | 湿度 | 温度 |
| 暖房のある部屋 | ||||||
| 暖房のない部屋 | ||||||
| まどぎわ | ||||||
| げんかん |
つまずきやすいポイント
⚠️ 家族が水を捨ててしまう
なぜ:ただのコップの水に見えるため、片づけられてしまいます。
対処:「じっけん中・さわらないでください」と書いたふせんをはります。
⚠️ はかる時刻がずれる
なぜ:12時間しか経っていない日と、24時間経った日では減り方がちがいます。
対処:スマホのアラームを毎日同じ時刻に設定します。
⚠️ 暖房の風が直接当たる
なぜ:風が当たると急に減り、場所のちがいが分からなくなります。
対処:吹き出し口の正面をさけて置きます。
⚠️ コップの大きさがちがう
なぜ:水面の広さがちがうと、減る速さも変わります。
対処:同じ形・同じ大きさのコップを4個そろえます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「予想」「方法」「置いた場所の図」「減った量の表」「グラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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