🔬 理科・実験
温度・水分・栄養の条件を変え、カビが増えやすい条件を数値で分析します。
カビは微生物の一種で、胞子から増えます。食品や浴室、壁などに発生し、衛生や健康に関わります。カビが増えるには、水分、温度、栄養、空気などの条件が関係します。小学生向けの観察より一歩進めて、中学生では条件を1つずつ変え、面積や日数を数値化して分析します。食品保存、住まいの湿気対策、衛生管理にもつながる社会的に重要な研究です。ただし安全のため、密閉して観察し、開封しません。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 食パン | 6枚 | 同じ種類のパン6切れ |
| チャック付き袋 | 6枚 | 密閉保存袋6枚 |
| 水 | 30mL | 霧吹き用の水30mL |
| 砂糖水 | 砂糖5g+水30mL | はちみつ水30mL |
| 霧吹き | 1本 | スプーンで5mLずつ |
| 温度計 | 1本 | 温湿度計1個 |
| 使い捨て手袋 | 1組 | ビニール手袋 |
| マスク | 1枚 | 不織布マスク |
| 油性ペン | 1本 | ラベルシール6枚 |
| 記録用紙 | A4用紙5枚 | ノート5ページ |
| スマホカメラ | 1台 | カメラ1台 |
手順
研究する条件を決める
何をする:カビの増え方に関係しそうな条件を選びます。
どうやる:A「乾燥・常温」、B「水分あり・常温」、C「砂糖水あり・常温」、D「水分あり・冷蔵」、E「水分あり・日光」、F「水分あり・暗所」にします。
なぜ:水分、栄養、温度、光の影響を分けて考えるためです。
パンを袋に入れる
何をする:カビを安全に観察できる状態にします。
どうやる:手袋とマスクをつけ、パンを1枚ずつチャック付き袋に入れます。
なぜ:観察中にカビの胞子を広げないためです。
条件ごとに水分を加える
何をする:湿り気や栄養の条件を作ります。
どうやる:B、D、E、Fには水5mL、Cには砂糖水5mLをかけます。Aには何もかけません。
なぜ:カビは水分や栄養があると増えやすいかを調べます。
袋を密閉してラベルを書く
何をする:条件を分かるようにします。
どうやる:袋をしっかり閉め、A〜F、日付、条件を書きます。
なぜ:条件が混ざると、正しい分析ができません。
条件に合わせて置く
何をする:置き場所を分けます。
どうやる:A〜Cは常温、Dは冷蔵庫、Eは日光の当たる場所、Fは暗い場所に置きます。
なぜ:温度や光の違いを比べるためです。
毎日同じ時間に写真を撮る
何をする:カビの増え方を記録します。
どうやる:袋を開けずに、同じ距離・同じ角度で写真を撮ります。
なぜ:日ごとの変化を正しく比べるためです。
カビ面積を数値化する
何をする:カビの広がりを数字にします。
どうやる:パン全体を100%として、カビが見える面積を0%、10%、20%のように目安で記録します。
なぜ:「多い・少ない」だけでなく、グラフにできるデータになります。
増え始めた日を記録する
何をする:何日目にカビが見えたか調べます。
どうやる:各条件で初めてカビが見えた日を記録します。
なぜ:カビの発生しやすさを比較できます。
開けずに処分する
何をする:実験後のパンを安全に捨てます。
どうやる:袋を開けずに二重袋にし、自治体のルールに従って捨てます。
なぜ:カビの胞子を吸いこまないようにするためです。
観察ポイント・記録の取り方
| 日にち | A 乾燥 | B 水 | C 砂糖水 | D 冷蔵 | E 日光 | F 暗所 | 気づいたこと |
| 1日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 2日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 3日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 4日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 5日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 6日目 | % | % | % | % | % | % | |
| 7日目 | % | % | % | % | % | % |
つまずきやすいポイント
⚠️ カビが見えない
なぜ:気温が低い、観察日数が短い、水分が少ない可能性があります。
対処:5〜7日観察し、水分あり条件を作ります。
⚠️ 袋を開けてしまう
なぜ:カビの胞子を吸いこむ危険があります。
対処:観察も撮影も袋の外から行います。
⚠️ 条件が多すぎて分からなくなる
なぜ:ラベルや表が不十分です。
対処:A〜Fの条件表を先に作ってから始めます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
カビ面積の変化を折れ線グラフにします。
「発生までの日数」と「広がる速さ」を分けて考えると、中学生らしい分析になります。
タイトル例:
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