CCN 寺子屋自由研究ラボ理科・実験微生物を培養して観察する
← 🔬 理科・実験一覧に戻る
微生物を培養して観察する

🔬 理科・実験

微生物を培養して観察する

🔬 中学生向け ★★★ ⏱ 準備40分 / 実施3〜5日

寒天培地を使って、手や机などにいる微生物の増え方を安全に観察します。

微生物(びせいぶつ)は、目に見えないほど小さな生き物です。細菌やカビなどは、空気中、手、机、スマホなど身近な場所にもいます。栄養のある寒天培地(かんてんばいち:微生物が育ちやすい寒天の土台)に付着させると、コロニー(集落)として見えることがあります。この研究は、手洗いや衛生管理の大切さを考えるきっかけになります。ただし安全のため、培地は絶対に開けず、密閉して観察します。

必要なもの

材料分量代替案
市販の寒天培地4枚教材用培地キット
綿棒4本滅菌綿棒が望ましい
セロハンテープ1巻パラフィルム
油性ペン1本ラベルシール4枚
透明な密閉袋4枚チャック付き袋4枚
使い捨て手袋1組ビニール手袋1組
マスク1枚不織布マスク1枚
記録用紙A4用紙4枚ノート4ページ
スマホカメラ1台カメラ1台
消毒用アルコール50mL手洗い石けん

手順

1

調べる場所を決める

何をする:微生物を比べる対象を4つ選びます。

どうやる:A「手洗い前の指」、B「手洗い後の指」、C「机」、D「スマホ表面」などにします。

なぜ:衛生状態の違いを比べるためです。

2

培地に名前を書く

何をする:条件を間違えないようにします。

どうやる:培地の裏側にA〜Dと日付を書きます。

なぜ:どの場所から取ったものか分からなくなるのを防ぎます。

3

綿棒で対象をこする

何をする:微生物を綿棒に移します。

どうやる:綿棒1本で対象の表面を5cm×5cm分、10秒間こすります。

なぜ:同じ広さ・同じ時間にすると、条件を比べやすくなります。

4

培地に軽くぬる

何をする:綿棒についたものを培地に移します。

どうやる:培地のふたを少しだけ開け、綿棒で表面をやさしく3往復なでます。

なぜ:微生物が培地の上で増えるか観察するためです。

5

すぐ密閉する

何をする:培地を開けない状態にします。

どうやる:ふたを閉め、周囲をテープで1周巻き、さらに密閉袋に入れます。

なぜ:育った微生物を外へ出さないためです。

6

室温で置く

何をする:微生物が増えるか観察します。

どうやる:直射日光の当たらない場所に置き、25℃前後で3〜5日観察します。

なぜ:暖かい場所では微生物が増えやすいことがあります。

7

毎日写真を撮る

何をする:コロニーの変化を記録します。

どうやる:培地を開けず、袋の外から写真を撮ります。

なぜ:安全に観察しながら、増え方を記録できます。

8

開けずに処分する

何をする:実験後の培地を安全に捨てます。

どうやる:袋を開けず、二重袋にして家庭ごみとして処分します。自治体や学校のルールがある場合は従います。

なぜ:微生物を吸いこんだり広げたりしないためです。

観察ポイント・記録の取り方

日にち手洗い前手洗い後スマホ気づいたこと
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目

つまずきやすいポイント

⚠️ 何も生えない

なぜ:温度が低い、採取量が少ない可能性があります。

対処:25℃前後で3〜5日観察します。

⚠️ 培地を開けてしまう

なぜ:微生物を吸いこむ危険があります。

対処:一度ぬった後は絶対に開けません。

⚠️ 比較条件がばらばら

なぜ:こする時間や面積が違います。

対処:5cm×5cmを10秒間でそろえます。

発展アイデア

  1. 手洗い方法を水だけ、石けん、アルコールで比べる。
  2. ドアノブ、リモコン、キーボードで比較する。
  3. 食品衛生や感染症予防について調べる。

安全上の注意

まとめ方(発表・レポート)

写真とコロニー数の表を使って、手洗いの効果を示します。

安全に配慮した研究であることも、レポートに明記しましょう。

タイトル例:

📺 参考動画

▶ 参考動画を検索
🔬 理科・実験の全テーマを見る

CCN グループの教育・福祉サービス

自由研究の先へ — お子さまの今に合う場所を選んでください。

🏕️ CCN 寺子屋 — まもなくスタート

「自分のスキルや経験を、子どもたちの学びに活かしたい」
そんな先生になりたい大人を、CCN 寺子屋が支えます。
地域で教室を開く・得意を教える・自由研究を伴走する。
受け継いできたものを、次の世代へ。