🔬 理科・実験
寒天培地を使って、手や机などにいる微生物の増え方を安全に観察します。
微生物(びせいぶつ)は、目に見えないほど小さな生き物です。細菌やカビなどは、空気中、手、机、スマホなど身近な場所にもいます。栄養のある寒天培地(かんてんばいち:微生物が育ちやすい寒天の土台)に付着させると、コロニー(集落)として見えることがあります。この研究は、手洗いや衛生管理の大切さを考えるきっかけになります。ただし安全のため、培地は絶対に開けず、密閉して観察します。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 市販の寒天培地 | 4枚 | 教材用培地キット |
| 綿棒 | 4本 | 滅菌綿棒が望ましい |
| セロハンテープ | 1巻 | パラフィルム |
| 油性ペン | 1本 | ラベルシール4枚 |
| 透明な密閉袋 | 4枚 | チャック付き袋4枚 |
| 使い捨て手袋 | 1組 | ビニール手袋1組 |
| マスク | 1枚 | 不織布マスク1枚 |
| 記録用紙 | A4用紙4枚 | ノート4ページ |
| スマホカメラ | 1台 | カメラ1台 |
| 消毒用アルコール | 50mL | 手洗い石けん |
手順
調べる場所を決める
何をする:微生物を比べる対象を4つ選びます。
どうやる:A「手洗い前の指」、B「手洗い後の指」、C「机」、D「スマホ表面」などにします。
なぜ:衛生状態の違いを比べるためです。
培地に名前を書く
何をする:条件を間違えないようにします。
どうやる:培地の裏側にA〜Dと日付を書きます。
なぜ:どの場所から取ったものか分からなくなるのを防ぎます。
綿棒で対象をこする
何をする:微生物を綿棒に移します。
どうやる:綿棒1本で対象の表面を5cm×5cm分、10秒間こすります。
なぜ:同じ広さ・同じ時間にすると、条件を比べやすくなります。
培地に軽くぬる
何をする:綿棒についたものを培地に移します。
どうやる:培地のふたを少しだけ開け、綿棒で表面をやさしく3往復なでます。
なぜ:微生物が培地の上で増えるか観察するためです。
すぐ密閉する
何をする:培地を開けない状態にします。
どうやる:ふたを閉め、周囲をテープで1周巻き、さらに密閉袋に入れます。
なぜ:育った微生物を外へ出さないためです。
室温で置く
何をする:微生物が増えるか観察します。
どうやる:直射日光の当たらない場所に置き、25℃前後で3〜5日観察します。
なぜ:暖かい場所では微生物が増えやすいことがあります。
毎日写真を撮る
何をする:コロニーの変化を記録します。
どうやる:培地を開けず、袋の外から写真を撮ります。
なぜ:安全に観察しながら、増え方を記録できます。
開けずに処分する
何をする:実験後の培地を安全に捨てます。
どうやる:袋を開けず、二重袋にして家庭ごみとして処分します。自治体や学校のルールがある場合は従います。
なぜ:微生物を吸いこんだり広げたりしないためです。
観察ポイント・記録の取り方
| 日にち | 手洗い前 | 手洗い後 | 机 | スマホ | 気づいたこと |
| 1日目 | |||||
| 2日目 | |||||
| 3日目 | |||||
| 4日目 | |||||
| 5日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 何も生えない
なぜ:温度が低い、採取量が少ない可能性があります。
対処:25℃前後で3〜5日観察します。
⚠️ 培地を開けてしまう
なぜ:微生物を吸いこむ危険があります。
対処:一度ぬった後は絶対に開けません。
⚠️ 比較条件がばらばら
なぜ:こする時間や面積が違います。
対処:5cm×5cmを10秒間でそろえます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
写真とコロニー数の表を使って、手洗いの効果を示します。
安全に配慮した研究であることも、レポートに明記しましょう。
タイトル例:
📺 参考動画
▶ 参考動画を検索自由研究の先へ — お子さまの今に合う場所を選んでください。
「自分のスキルや経験を、子どもたちの学びに活かしたい」
そんな先生になりたい大人を、CCN 寺子屋が支えます。
地域で教室を開く・得意を教える・自由研究を伴走する。
受け継いできたものを、次の世代へ。