🔬 理科・実験
植物の葉から出る水の量を、日なた・日かげ・風ありで比べる研究です。
植物は根から水を吸い、葉から水蒸気として外へ出します。これを蒸散(じょうさん)といいます。蒸散は、植物の体温調節や水の移動に関係しています。日光が強い、風がある、気温が高いなどの条件では、蒸散量が変わることがあります。植物の水の使い方を調べることは、農業、森林、都市の暑さ対策にもつながります。透明な袋を使うと、葉から出た水を目で見ることができます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 同じ種類の植物 | 鉢植え3つ | 同じ木の枝3本 |
| 透明ポリ袋 | 3枚 | チャック付き袋3枚 |
| 輪ゴム | 3本 | ひも3本 |
| キッチンスケール | 1台 | 0.1g単位が望ましい |
| 温度計 | 1本 | 温湿度計1個 |
| 扇風機 | 1台 | うちわで一定回数あおぐ |
| 記録用紙 | A4用紙3枚 | ノート3ページ |
| ストップウォッチ | 1台 | スマホのタイマー |
| メジャー | 1本 | ものさし1本 |
手順
植物を3つ用意する
何をする:比べる植物をそろえます。
どうやる:同じ種類で、葉の数が近い鉢植えを3つ用意します。
なぜ:植物の種類や葉の量が違うと、蒸散量を正しく比べにくいからです。
条件を決める
何をする:蒸散量を比べる環境を作ります。
どうやる:A「日なた」、B「日かげ」、C「日かげ+風あり」にします。
なぜ:光と風が蒸散にどう関係するか調べるためです。
葉に袋をかぶせる
何をする:葉から出た水を集めます。
どうやる:各植物の葉の一部に透明ポリ袋をかぶせ、茎の近くを輪ゴムで軽く止めます。
なぜ:蒸散した水蒸気が袋の中で水滴になり、観察できるからです。
最初の重さを測る
何をする:袋の重さを記録します。
どうやる:乾いた透明袋の重さを測り、gで記録します。
なぜ:実験後の重さとの差から、袋の中の水分量を考えられます。
2時間置く
何をする:条件ごとに蒸散させます。
どうやる:Aは日なた、Bは日かげ、Cは日かげで扇風機の弱風を当て、2時間置きます。
なぜ:同じ時間にすることで、条件の違いを比べられます。
袋の内側を観察する
何をする:水滴の量を記録します。
どうやる:袋の内側の水滴を「多い・少し・なし」で記録し、写真を撮ります。
なぜ:蒸散が多いほど、袋に水滴がつきやすくなります。
実験後の袋の重さを測る
何をする:水分量を数字で比べます。
どうやる:袋を外し、すぐに重さを測ります。実験前との差を計算します。
なぜ:水滴の見た目だけでなく、重さで蒸散量を比べられます。
温度と湿度も記録する
何をする:環境の条件を記録します。
どうやる:各場所の気温と湿度を、開始時と終了時に測ります。
なぜ:蒸散は温度や湿度にも影響されるためです。
観察ポイント・記録の取り方
| 条件 | 葉の枚数 | 開始時の袋の重さ | 終了時の袋の重さ | 差 | 水滴 |
| 日なた | 枚 | g | g | g | |
| 日かげ | 枚 | g | g | g | |
| 日かげ+風 | 枚 | g | g | g |
つまずきやすいポイント
⚠️ 袋の中がくもらない
なぜ:時間が短い、葉が少ない、気温が低いことがあります。
対処:観察時間を4時間にするか、葉の多い部分に袋をかぶせます。
⚠️ 袋を強くしばる
なぜ:茎を傷つけたり、水の通り道をふさいだりします。
対処:輪ゴムは軽く止めます。
⚠️ 葉の量が違いすぎる
なぜ:葉が多いほど蒸散量も多くなります。
対処:葉の枚数をそろえるか、葉1枚あたりの水分量で考えます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
条件ごとの袋の写真と、重さの変化を表にします。
「日光」「風」「湿度」が蒸散にどう関係したかを考察しましょう。
タイトル例:
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