🔬 理科・実験
牛乳に酢を入れて、固まったカゼインを取り出し、プラスチックのような素材を作ります。
牛乳にはカゼインというたんぱく質が入っています。酢のような酸性の液体を加えると、牛乳の中のカゼインが集まって固まります。昔は、このカゼインを使ってボタンやアクセサリーのようなものが作られていました。石油から作るプラスチックとは違いますが、固めて乾かすと硬い素材になります。食べ物の中の成分が材料に変わる、おもしろい化学実験です。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 牛乳 | 300mL | 低脂肪でない牛乳300mL |
| 酢 | 30mL | レモン汁30mL |
| 鍋 | 1個 | 電子レンジ対応ボウル1個 |
| 温度計 | 1本 | 沸とう直前で止める |
| スプーン | 1本 | 木べら1本 |
| 茶こし | 1個 | コーヒーフィルター2枚 |
| キッチンペーパー | 5枚 | 清潔な布1枚 |
| クッキー型 | 1個 | 手で丸める |
| 食紅 | 1滴 | 絵の具は使わない方が安全 |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
手順
牛乳を温める
何をする:牛乳を固まりやすい温度にします。
どうやる:鍋に牛乳300mLを入れ、保護者と一緒に弱火で60〜70℃まで温めます。沸とうさせません。
なぜ:温めると、酢を入れたときにカゼインが集まりやすくなります。
酢を入れる
何をする:牛乳のたんぱく質を固めます。
どうやる:火を止め、酢30mLを入れてスプーンで10回ゆっくり混ぜます。
なぜ:酢の酸によって、牛乳の中のカゼインが集まって固まります。
5分待つ
何をする:白い固まりができるのを待ちます。
どうやる:そのまま5分置き、白い固まりと黄色っぽい液に分かれるのを見ます。
なぜ:反応が進む時間をとることで、カゼインを取り出しやすくなります。
固まりをこす
何をする:カゼインの固まりを取り出します。
どうやる:茶こしにキッチンペーパーをのせ、液をゆっくり流して白い固まりを集めます。
なぜ:液体と固体を分けることで、材料として使える部分を取り出します。
水分をしぼる
何をする:固まりから水分を減らします。
どうやる:キッチンペーパーで包み、上からやさしく押して水分を取ります。
なぜ:水分が多いと乾くのに時間がかかり、形がくずれやすくなります。
色をつける
何をする:好きな色の素材にします。
どうやる:食紅を1滴だけ入れ、手袋をしてよくこねます。
なぜ:色をつけると作品にしやすくなります。入れすぎると乾きにくくなります。
形を作る
何をする:カゼインを好きな形にします。
どうやる:厚さ5mmくらいにのばし、クッキー型で抜くか、手で丸めます。
なぜ:薄すぎると割れやすく、厚すぎると乾きにくいからです。
乾燥させる
何をする:固めてプラスチックのようにします。
どうやる:風通しのよい場所で2〜3日乾かします。1日1回裏返します。
なぜ:水分が抜けると硬くなり、材料としての変化を観察できます。
観察ポイント・記録の取り方
| 日にち | 見た目 | 手ざわり | 重さ | 気づいたこと |
| 作った日 | g | |||
| 1日後 | g | |||
| 2日後 | g | |||
| 3日後 | g |
つまずきやすいポイント
⚠️ 固まりが少ない
なぜ:牛乳が冷たすぎる、または酢が少ないことがあります。
対処:牛乳を60〜70℃に温め、酢30mLを入れます。
⚠️ 乾かない
なぜ:厚く作りすぎたり、水分が多すぎたりします。
対処:厚さ5mmくらいにし、キッチンペーパーで水分を取ります。
⚠️ くさいにおいがする
なぜ:乾燥に時間がかかると、牛乳のにおいが出ることがあります。
対処:風通しのよい場所で乾かし、早めに観察を終えます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
牛乳が白い固まりに変わる写真を順番に並べましょう。
「酢でカゼインが集まる」「乾燥すると硬くなる」という流れを図にすると分かりやすいです。
タイトル例:
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