🌿 自然・観察
同じ場所から見える遠くの目印を毎日記録し、湿度や天気と重ねて、空の澄み方の理由を調べる観察研究です。
空が澄んで見えるかどうかは、空気の中に光をさえぎるものがどれだけあるかで決まります。水蒸気やちりが多いと、光は途中でちらばり、遠くのものがぼんやりします。冬は気温が低く、空気がふくめる水蒸気の量が少なくなります。さらに、大陸から吹く風が空気を入れかえるため、ちりも流されます。その結果、遠くの山まで見通せる日が増えます。目印を決めて毎日見るだけで、この変化を数にできます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 遠くが見える窓かベランダ | 1か所 | 近所の見晴らしのよい場所 |
| 湿度計 | 1つ | 気象庁が公開する近くの観測所の値を使う |
| スマートフォンやカメラ | 1台 | スケッチで残す |
| 記録用紙 | 大きめの紙2枚 | ノート4ページ |
| いろえんぴつ | 1セット | 色ペン1セット |
| 時計 | 1つ | 台所のタイマー |
| ふせん | 10枚 | メモ用紙10枚 |
手順
目印を5つ決める
何をする:見え方をはかる物差しを作ります。
どうやる:窓から見える建物や山を、近い順に5つ選び、いちばん近いものを1、いちばん遠いものを5と番号をつけます。
なぜ:番号をつけておくと、「今日はどこまで見えたか」を数で表せます。
見え方の段階を決める
何をする:同じ物差しでくらべます。
どうやる:「はっきり見える」「ぼんやり見える」「見えない」の3段階を決め、記録用紙の上に書いておきます。
なぜ:ことばの物差しを先に決めておくと、日がちがっても同じ基準で判定できます。
毎日同じ時刻に見る
何をする:条件をそろえます。
どうやる:毎日、朝と夕方の決めた時刻に同じ窓から見て、5つの目印を3段階で判定し、写真を1枚ずつ残します。
なぜ:時刻がずれると光の当たり方が変わり、見え方のちがいが空気のせいだと言えなくなります。
湿度と天気を書き足す
何をする:理由と結びつけます。
どうやる:同じ時刻の湿度、気温、天気、風の強さを記録用紙に書き、前の日との変化も一言そえます。
なぜ:見え方だけでは理由が説明できません。空気の状態を一緒に残す必要があります。
見えた番号を折れ線にする
何をする:関係を目に見える形にします。
どうやる:横に日にち、たてに「はっきり見えたいちばん遠い番号」をとって線をかき、湿度の線も重ねます。
なぜ:2本を重ねると、湿度の低い日に遠くまで見えるかどうかが読み取れます。
観察ポイント・記録の取り方
| 日にち | 時刻 | はっきり見えた最も遠い番号 | 湿度 | 天気と風 |
| 1日目 | ||||
| 2日目 | ||||
| 3日目 | ||||
| 4日目 | ||||
| 5日目 | ||||
| 6日目 | ||||
| 7日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 見る場所を毎日変えてしまう
なぜ:立つ位置が変わると目印の見え方も変わり、空気のせいだと言えなくなります。
対処:窓のどこに立つかを床に印をつけて決め、毎日その位置から見ます。
⚠️ 時刻がばらばらになる
なぜ:朝と昼では光の当たり方がちがい、同じ空気でも見え方が変わります。
対処:朝と夕方の時刻を決め、アラームを鳴らして守ります。
⚠️ 写真の設定がその日ごとに変わる
なぜ:明るさの設定がちがうと、写真どうしをくらべられません。
対処:同じ機器で、同じ倍率のまま撮り、明るさの自動調整以外はさわりません。
⚠️ 「きれい」という感想だけを書く
なぜ:感想では、日ごとのちがいの大きさが伝わりません。
対処:必ず3段階の判定と、いちばん遠い番号を書いてから、感想を書き足します。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚、またはスライド5枚がおすすめです。
「目印の写真と番号」「3段階の物差し」「2週間の記録表」「見えた番号と湿度の折れ線グラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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