🌿 自然・観察
冬にかわいた強い風が吹く地域を資料で調べ、山地との位置関係を地図に書きこんでまとめる調べ学習です。
冬の日本には、大陸から冷たい季節風が吹いてきます。この風は日本海の上で水蒸気を受け取り、山にぶつかって雪を降らせます。山をこえたあとの風は、水分を落としきってかわいた状態で吹きおりてきます。これが空っ風です。だから、空っ風の吹く場所は、山地のどちら側にあるかで決まります。地図に山と風の向きを書きこむと、その地域だけに強い風が吹く理由が見えてきます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 日本地図 | 2枚 | 地図帳を写す |
| インターネットが使える機器 | 1台 | 図書館の資料 |
| いろえんぴつ | 1セット | 色ペン1セット |
| 記録用紙 | 大きめの紙2枚 | ノート4ページ |
| 画用紙 | 1枚 | 厚紙1枚 |
| じょうぎ | 1本 | 本のへり |
| ふせん | 10枚 | メモ用紙10枚 |
手順
呼び名を集める
何をする:同じ風の別名をさがします。
どうやる:冬にかわいた強い風が吹く地域と、その土地での呼び名を、資料と地図帳から5つ以上さがして書き出します。
なぜ:同じしくみの風に土地ごとの名前がついていることに気づくと、地形との関係を追いやすくなります。
地図に印をつける
何をする:場所をならべます。
どうやる:集めた地域を地図に赤い点で示し、その近くにある山地を茶色でぬります。
なぜ:風の吹く場所と山の位置を1枚に重ねると、位置関係が目で確かめられます。
風の向きを矢印でかく
何をする:しくみを図にします。
どうやる:冬の季節風の向きを青い矢印で、山をこえたあとの風を赤い矢印でかき、雪の降る側と乾く側を書き分けます。
なぜ:矢印にすると、水蒸気がどこで落ちて、どこからかわくのかを説明できます。
風の強い日を調べる
何をする:数で確かめます。
どうやる:気象庁の資料で、その地域の12月から2月の最大風速を調べ、夏の同じ月数の値とくらべて表にします。
なぜ:数字を出すと、「強い風が吹く」という言い伝えを自分で確かめたことになります。
暮らしの工夫を調べる
何をする:人の側から見ます。
どうやる:風の強い地域の家の向き、屋敷林、かき根などの工夫を調べ、写真か絵を1つ地図のわきにそえます。
なぜ:自然と暮らしを結びつけると、調べ学習として深みが出ます。
観察ポイント・記録の取り方
| 地域 | 土地での呼び名 | 近くの山地 | 冬の最大風速 | 夏の最大風速 |
| 1 | ||||
| 2 | ||||
| 3 | ||||
| 4 | ||||
| 5 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 呼び名だけ集めて地形を見ない
なぜ:名前を並べただけでは、なぜそこで吹くのかが説明できません。
対処:1つの地域につき、必ず近くの山地を1つ書き、地図でどちら側かを確かめます。
⚠️ 風速の単位を書き忘れる
なぜ:あとで数字だけが残り、大きさが読み取れなくなります。
対処:表の見出しに単位を書き、数字だけを記録します。
⚠️ 自分の住む地域だけで結論を出す
なぜ:1か所だけでは、地形との関係があると言い切れません。
対処:5か所以上をならべて、同じ位置関係が見られるかどうかを確かめます。
⚠️ 強風の日に外で風を測ろうとする
なぜ:飛来物や転倒でけがをするおそれがあります。
対処:風の強い日の観測は行わず、公開されている観測所の値を使います。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚、またはスライド5枚がおすすめです。
「空っ風の吹く地域の地図」「山と風の矢印の図」「呼び名の一覧」「冬と夏の風速の表」「暮らしの工夫」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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