🌿 自然・観察
雪をにぎって固まるかどうかを気温とあわせて記録し、水分の多い雪と少ない雪のちがいを調べる観察研究です。
雪が固まるかどうかは、粒と粒のあいだに水の膜があるかどうかで決まります。気温が0度に近い日の雪は、表面が少しとけて水の膜ができるため、にぎるとくっついて形が残ります。寒さのきびしい日の雪は、その膜がほとんどないので、手をはなすとほろほろとくずれます。同じ「雪」ということばでも、降った日の気温によって性質は大きく変わります。にぎった結果と気温をならべると、その関係が見えてきます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 屋外用の温度計 | 1本 | 気象庁が公開する近くの観測所の気温を使う |
| 計量カップ | 1個 | 同じ大きさのコップ |
| 厚手の手ぶくろ | 1組 | 防水の手ぶくろ |
| ものさし | 1本 | じょうぎ |
| スマートフォンやカメラ | 1台 | スケッチで残す |
| 記録用紙 | 大きめの紙1枚 | ノート2ページ |
| タオル | 2枚 | ふきん2枚 |
手順
安全な場所を先に決める
何をする:観察してよい場所を確かめます。
どうやる:保護者といっしょに、屋根の下でなく、水路や池から遠く、車の通らない平らな場所を1か所選びます。
なぜ:雪の観察でいちばん多いけがは、落ちてくる雪と足もとのすべりによるものです。場所選びが安全の中心です。
気温と雪の様子を記録する
何をする:条件を残します。
どうやる:観察を始めるときに屋外の気温を読み、雪が降っているか、いつごろ積もった雪かを書きます。
なぜ:同じ場所の雪でも、降った時間がちがえば性質も変わるため、条件を残す必要があります。
同じ量の雪をにぎる
何をする:固まりやすさをそろえた方法で見ます。
どうやる:手ぶくろをしたまま計量カップ1ぱい分の雪を取り、10回だけ手のひらで軽くにぎってから開きます。
なぜ:にぎる回数と量を決めておかないと、日ごとの結果が力の入れ方の差になってしまいます。
形が残るかを4段階で書く
何をする:結果をことばの物差しにします。
どうやる:「かたく丸まる」「ゆるく丸まる」「くずれかける」「まったく固まらない」の4つから選んで記録します。
なぜ:段階を決めておくと、日がちがっても同じ物差しでくらべられます。
気温と結果をならべる
何をする:関係を表にします。
どうやる:横に気温、たてに4段階をとった表に、観察した日を1つずつ点で打ちます。
なぜ:点をならべると、何度あたりを境に固まりやすさが変わるのかが読み取れます。
観察ポイント・記録の取り方
| 観察した日と時刻 | 気温 | にぎった結果 | 雪の見た目 | 積もってからの日数 |
| 1日目 | ||||
| 2日目 | ||||
| 3日目 | ||||
| 4日目 | ||||
| 5日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ にぎる力が日によってちがう
なぜ:強くにぎれば固まりやすくなるので、雪のちがいが見えなくなります。
対処:「軽く10回」と決め、毎回同じ手ぶくろで、同じ数を声に出して数えます。
⚠️ 手ぶくろの厚さがちがう
なぜ:手の熱が伝わる量が変わり、雪のとけ方に差が出ます。
対処:観察の間はずっと同じ手ぶくろを使い、ぬれたら乾いた同じ種類のものに替えます。
⚠️ 気温を室内で測ってしまう
なぜ:室内の気温は雪の性質と関係がなく、対応づけができません。
対処:屋外の日かげにかけた温度計の値か、近くの観測所の気温を使います。
⚠️ 積もって何日もたった雪だけを見る
なぜ:日がたった雪はとけて固まりかけているので、降ったばかりの雪とくらべられません。
対処:降っている最中の雪と、積もって数日たった雪を分けて記録し、表でも列を分けます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚、またはスライド5枚がおすすめです。
「観察した場所の写真」「にぎった雪の写真」「気温と結果の表」「気温と固まりやすさの点のグラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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