🌿 自然・観察
同じ木の葉を毎週集めて色の変化を記録し、気温との関係を調べる観察です。
葉が緑に見えるのは、葉緑素(ようりょくそ)という緑の色素があるからです。秋になって気温が下がると、木は葉を落とす準備を始め、葉緑素が分解されます。すると、もともと葉にあった黄色い色素が見えてきます。赤くなる木では、このとき新しく赤い色素が作られます。だから黄色くなる木と赤くなる木では、しくみが少しちがいます。色が変わる順番を追うと、木の中で起きていることが見えてきます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| スマホやカメラ | 1台 | 絵に描いて記録する |
| いろえんぴつ | 1セット | 色ペン1セット |
| 温度計 | 1本 | 天気アプリの最高・最低気温 |
| 記録用紙 | A4用紙6枚 | ノート6ページ |
| ひも・すずらんテープ | 1m | 目印用のリボン1m |
| 重い本 | 3さつ | 押し葉を作る用 |
| 新聞紙 | 10枚 | チラシ10枚 |
| 方眼紙 | 2枚 | ノートのマス目 |
手順
観察する木を決める
何をする:3本の木をえらびます。
どうやる:黄色くなる木(イチョウなど)と赤くなる木(カエデなど)を含めて3本えらび、場所を記録します。
なぜ:色の変わり方がちがう木をならべると、しくみのちがいが見えます。
見る枝を決める
何をする:毎回同じ場所を見ます。
どうやる:手のとどく高さの枝1本にひもで目印をつけます。
なぜ:同じ木でも、日当たりによって進み方がちがいます。
色の段階を決める
何をする:記録のものさしを作ります。
どうやる:「1 緑」「2 少し色づく」「3 半分変わった」「4 ほぼ変わった」「5 落ち始め」の5段階を紙に書きます。
なぜ:段階を決めておくと、毎週の記録を数字で比べられます。
毎週同じ時刻に写真をとる
何をする:見た目の変化を残します。
どうやる:毎週同じ曜日・同じ時刻に、目印の枝を同じきょりから写真にとります。
なぜ:条件をそろえると、写真をならべたときに変化が分かります。
葉を1枚ずつ集める
何をする:実物を残します。
どうやる:落ちている葉を1本の木につき1枚ずつ拾い、新聞紙にはさんで押し葉にします。
なぜ:色の実物をならべると、写真より正確に比べられます。
気温を記録する
何をする:関係を調べる材料を集めます。
どうやる:その週の最高気温と最低気温の平均を、天気アプリで調べて書きます。
なぜ:気温が下がるほど色づきが進むのかを確かめられます。
木の種類ごとに比べる
何をする:ちがいを整理します。
どうやる:3本の木について、色づき始めた週と、変わりきった週を書き出します。
なぜ:木の種類によって時期がちがうことが分かります。
グラフにまとめる
何をする:記録を見やすくします。
どうやる:よこに週、たてに色の段階をとり、3本の折れ線を1つのグラフに書きます。気温も下に書き足します。
なぜ:気温が下がったあとに色づきが進むことが、目で見て分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 週 | 平均気温 | 木A(黄) | 木B(赤) | 木C | 気づいたこと |
| 1週目 | |||||
| 2週目 | |||||
| 3週目 | |||||
| 4週目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 見る枝が毎回ちがう
なぜ:木の中でも日当たりによって進み方がちがいます。
対処:ひもで目印をつけた1本の枝だけを見ます。
⚠️ 押し葉がカビる
なぜ:葉の水分が残ったままだと、カビが生えます。
対処:新聞紙を2日ごとに取りかえ、風通しのよい場所に置きます。
⚠️ 写真の色が実物とちがう
なぜ:光の当たり方や時刻で、写真の色は変わります。
対処:毎回同じ時刻に撮り、押し葉も残して見比べます。
⚠️ 始めるのが遅くて緑の状態を記録できない
なぜ:色づき始めてから始めると、変化の最初が残りません。
対処:まだ緑のうち(9月ごろ)から始めます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「観察した木の写真」「毎週の写真をならべた表」「押し葉」「気温と段階のグラフ」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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