🌿 自然・観察
たんぽぽの綿毛を高さや風の強さを変えて飛ばし、どこまで飛ぶのかを調べる観察です。
たんぽぽの綿毛は、種を遠くへ運ぶための仕組みです。細い毛がかさのように広がっていて、空気の抵抗を受けてゆっくり落ちます。落ちるのが遅いほど、風にのって遠くまで運ばれます。植物は動けないので、種を遠くへ届けることで、育つ場所を広げています。パラシュートと同じ考え方が、小さな種にそなわっていることが分かります。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| たんぽぽの綿毛 | 20個 | 落ちている綿毛を拾う |
| ものさし | 1本 | メジャー1本 |
| ストップウォッチ | 1台 | スマホのタイマー |
| いす・ふみ台 | 1台 | 机の上から落とす |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
| 虫めがね | 1つ | スマホのカメラの拡大 |
| ドライヤー | 1台 | うちわ1本 |
| 紙コップ | 2個 | 小さな入れもの2個 |
手順
予想を書く
何をする:どうすると遠くまで飛ぶかを予想します。
どうやる:「高いところから」「風が強いと」「綿毛が大きいと」の3つについて、どうなりそうかを書きます。
なぜ:予想を書いてから調べると、結果と比べたときに考えが深まります。
綿毛を集める
何をする:実験に使う種を用意します。
どうやる:公園や道ばたで、綿毛が開いたたんぽぽから20個そっと取り、紙コップに入れます。
なぜ:たくさんあると、何度もためして平均をとれます。
綿毛を虫めがねで見る
何をする:つくりを観察します。
どうやる:綿毛1つを虫めがねで見て、毛の数や広がり方を絵にかきます。
なぜ:どんな形が空気を受けているのかが分かります。
落ちる時間をはかる
何をする:ゆっくり落ちるかを調べます。
どうやる:風のない部屋で、高さ1mから綿毛を落とし、地面につくまでの秒数をはかります。5回くり返します。
なぜ:落ちるのが遅いほど、風にのりやすいことにつながります。
高さを変えてためす
何をする:高さと飛び方を調べます。
どうやる:50cm、1m、1.5mの高さから落とし、それぞれ落ちた場所までのきょりをはかります。
なぜ:高いほど遠くへ行くのかを確かめられます。
風を当ててためす
何をする:風の強さを変えます。
どうやる:ドライヤーの冷風を「弱」「強」にして、1mはなれた場所から当て、飛んだきょりをはかります。
なぜ:自然の風のかわりに、強さを変えられます。
綿毛を閉じてためす
何をする:形のはたらきを確かめます。
どうやる:綿毛の毛をそっとつまんで閉じた状態にし、同じ高さから落として時間をはかります。
なぜ:かさが開いているから遅く落ちる、ということを確かめられます。
表とグラフにまとめる
何をする:記録を見やすくします。
どうやる:条件ごとに落ちる時間と飛んだきょりを表にし、棒グラフにします。
なぜ:形と風が飛び方に関係していることが、目で見て分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 条件 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均 |
| 高さ1mから落とす(秒) | ||||||
| 毛を閉じて落とす(秒) | ||||||
| 風・弱(cm) | ||||||
| 風・強(cm) |
つまずきやすいポイント
⚠️ 部屋の風で結果が変わる
なぜ:エアコンや人の動きでも、軽い綿毛は流されます。
対処:エアコンを止め、人が動かない状態ではかります。
⚠️ 綿毛がこわれてしまう
なぜ:強くつまむと毛がばらばらになります。
対処:綿毛のじくの部分をそっと持ちます。
⚠️ 落とす高さがばらばら
なぜ:手の位置が毎回変わると、時間もきょりも変わります。
対処:かべにものさしを当てて印をつけ、その高さから落とします。
⚠️ 1回だけはかって決めてしまう
なぜ:綿毛は1つずつ大きさがちがい、結果がばらつきます。
対処:5回はかって平均を出します。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「予想」「綿毛のスケッチ」「落ちる時間の表」「飛んだきょりのグラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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