🌿 自然・観察
同じ桜の木を毎日観察してつぼみのふくらみを記録し、気温との関係を調べる観察です。
桜は、あたたかくなれば咲くというだけではありません。花のもとは前の年の夏にはできていて、冬の寒さにあたることで目をさます準備が整います。これを休眠打破(きゅうみんだは)といいます。そのあと春の気温が上がるにつれてつぼみが育ち、開花にいたります。だから寒い冬があった年のほうが、そろって咲くことがあります。毎日の記録と気温をならべると、花が咲くしくみが数字で見えてきます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| スマホやカメラ | 1台 | 絵に描いて記録する |
| ものさし | 1本 | 5円玉(大きさくらべ用) |
| 温度計 | 1本 | 天気アプリの最高・最低気温 |
| 記録用紙 | A4用紙4枚 | ノート4ページ |
| 方眼紙 | 2枚 | ノートのマス目 |
| ひも・すずらんテープ | 1m | 目印用のリボン1m |
| いろえんぴつ | 1セット | えんぴつ1本 |
手順
観察する木と枝を決める
何をする:毎日見る対象を1つに決めます。
どうやる:家や学校の近くの桜を1本えらび、手のとどく高さの枝1本にひもで目印をつけます。
なぜ:毎回ちがう枝を見ると、変化なのか個体差なのか分からなくなります。
つぼみの段階を決める
何をする:記録のものさしを作ります。
どうやる:「1 かたいつぼみ」「2 ふくらむ」「3 先が色づく」「4 開き始め」「5 満開」の5段階を紙に書きます。
なぜ:段階を決めておくと、毎日の記録を数字で比べられます。
毎日同じ時刻に写真をとる
何をする:見た目の変化を残します。
どうやる:毎日同じ時刻に、同じきょり(30cmくらい)から目印の枝を写真にとります。
なぜ:時刻ときょりをそろえると、写真をならべたときに変化が分かります。
段階を記録する
何をする:つぼみの状態を数字にします。
どうやる:目印の枝のつぼみを5つえらび、それぞれ何段階目かを書きます。
なぜ:5つの平均を見ると、1つだけ早いつぼみに引っぱられません。
気温を記録する
何をする:その日の暑さ寒さを残します。
どうやる:最高気温と最低気温を、天気アプリか温度計で記録します。
なぜ:開花と気温の関係を調べるための、いちばん大切な数字です。
積算温度を計算する
何をする:あたたかさを足し算します。
どうやる:毎日の最高気温を、観察を始めた日から足していきます。
なぜ:開花には「あたたかさの合計」が関係するといわれ、その考え方を自分で確かめられます。
開花した日を決める
何をする:基準をはっきりさせます。
どうやる:目印の枝で、花が5つ以上ひらいた日を「開花」として記録します。
なぜ:基準を決めておかないと、いつを開花としたのかが伝わりません。
グラフにまとめる
何をする:記録を見やすくします。
どうやる:よこに日づけ、たてに気温とつぼみの段階をとり、2本の線を1つのグラフに書きます。
なぜ:気温が上がった数日後につぼみが進む、といった関係が見えてきます。
観察ポイント・記録の取り方
| 日づけ | 最高気温 | 最低気温 | 積算温度 | つぼみの段階(5つの平均) | 天気 |
| 1日目 | |||||
| 2日目 | |||||
| 3日目 | |||||
| 4日目 | |||||
| 5日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 見る枝が毎日ちがう
なぜ:木の中でも日当たりによって進み方がちがいます。
対処:ひもで目印をつけた1本の枝だけを見ます。
⚠️ 途中で記録が抜ける
なぜ:天気の悪い日や忙しい日に、つい飛ばしてしまいます。
対処:毎日同じ時刻にアラームを設定し、雨の日も傘をさして見に行きます。
⚠️ 写真のきょりがばらばら
なぜ:近づいたり離れたりすると、つぼみの大きさが比べられません。
対処:ものさしを枝にそえて写し、毎回同じきょりから撮ります。
⚠️ 咲く前に観察を始めてしまい間に合わない
なぜ:始めるのが遅いと、記録が数日で終わってしまいます。
対処:開花予想の2週間前から始めます。地域の開花予想を先に調べます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「観察した木の写真」「毎日の写真をならべた表」「気温と段階のグラフ」「開花した日」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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