🌿 自然・観察
落ち葉のある場所とない場所の地面の温度をはかり、落ち葉のはたらきを調べる観察です。
冬の林の地面は、落ち葉でおおわれています。落ち葉の層にはたくさんの空気のすきまがあり、外の冷たい空気を通しにくくします。このはたらきを断熱(だんねつ:熱の出入りをおさえること)といいます。だから落ち葉の下は、思ったより冷えません。虫やカエルがそこで冬をこせるのは、この自然のふとんがあるからです。人が着る上着の中に空気の層があるのと、同じしくみです。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| デジタル温度計 | 2本 | 1本を使い回す(時間を決める) |
| ものさし | 1本 | 温度計に油性ペンで印をつける |
| わりばし | 2ぜん | 竹ぐし2本 |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
| スマホやカメラ | 1台 | 絵に描いて記録する |
| 手ぶくろ | 1組 | 軍手1組 |
| ふせん | 4枚 | メモ用紙4枚 |
手順
予想を書く
何をする:どこが一番あたたかいかを予想します。
どうやる:「落ち葉の上」「落ち葉の下」「落ち葉のない土」「アスファルト」の4か所を紙に書き、温度の順番を予想します。
なぜ:予想を書いてから調べると、結果と比べたときに考えが深まります。
はかる場所を決める
何をする:4か所をえらびます。
どうやる:公園や庭で、落ち葉が5cm以上つもっている場所と、すぐ近くの落ち葉のない場所をえらび、ふせんで印をつけます。
なぜ:近い場所どうしでくらべると、日当たりなどの条件をそろえられます。
空気の温度をはかる
何をする:基準になる温度を記録します。
どうやる:地面から1mの高さで温度計を3分持ち、気温を書きます。
なぜ:地面の温度が気温とどれだけちがうかを見るためです。
落ち葉の上をはかる
何をする:表面の温度を記録します。
どうやる:落ち葉の表面に温度計を置き、3分待ってから読みます。
なぜ:いちばん外側は、空気に近い温度になっているはずです。
落ち葉の下をはかる
何をする:落ち葉のふとんの中の温度を記録します。
どうやる:わりばしで落ち葉をそっとどけ、土の表面に温度計を当て、上から落ち葉をもどして3分待ちます。
なぜ:落ち葉をもどさないと、外の空気で冷えてしまいます。
落ち葉のない土をはかる
何をする:くらべる相手を記録します。
どうやる:落ち葉のない土の表面に温度計を置き、3分待って読みます。
なぜ:同じ土でも、落ち葉があるかないかで差が出るかを確かめられます。
深さを変えてはかる
何をする:深さと温度の関係を調べます。
どうやる:落ち葉のない土で、地表・5cm・10cmの深さに温度計をさし、それぞれ3分待って読みます。
なぜ:深いほど外の寒さの影響が小さくなることを確かめられます。
表とグラフにまとめる
何をする:記録を見やすくします。
どうやる:場所ごとの温度を棒グラフにし、気温の線を横に引きます。
なぜ:気温より高い場所がどこかが、ひと目で分かります。
観察ポイント・記録の取り方
| 場所 | 温度 | 気温との差 | 落ち葉の厚さ | 日なた/日かげ | 気づいたこと |
| 気温(1mの高さ) | ― | ― | |||
| 落ち葉の上 | |||||
| 落ち葉の下 | |||||
| 落ち葉のない土 | ― | ||||
| アスファルト | ― | ― |
つまずきやすいポイント
⚠️ 温度計をすぐ読んでしまう
なぜ:さした直後は、まだ数字が動いています。
対処:3分待ち、数字が止まってから読みます。
⚠️ 落ち葉をどけたままはかる
なぜ:ふとんを外した状態になり、外の空気で冷えます。
対処:温度計を置いたら、落ち葉をそっとかけもどします。
⚠️ 日なたと日かげをまぜてしまう
なぜ:日光が当たる場所は、それだけで温度が上がります。
対処:4か所とも日かげ、または4か所とも日なたにそろえます。
⚠️ 土をほりすぎて生き物をきずつける
なぜ:落ち葉の下では、虫が冬をこしています。
対処:わりばしでそっとどけ、生き物がいたら写真だけとって元にもどします。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「予想」「はかった場所の図」「温度の表」「グラフ」「分かったこと」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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