🌍 環境・SDGs
外に置いた紙に積もるちりを集め、黄砂の飛んでくる日と天気の関係を調べる観察です。
春になると、車や洗濯物にうすい黄色いちりがつくことがあります。これは黄砂(こうさ)で、大陸の乾いた土地から強い風で舞い上がった砂が、上空の風にのって運ばれてきたものです。数千キロメートルを数日かけて移動します。空がかすんで見えたり、洗濯物が汚れたりするほか、体調に影響を感じる人もいます。自分の家に積もったちりから、遠い場所の出来事とつながっていることが分かります。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 白い画用紙 | 7枚 | コピー用紙7枚 |
| 黒い画用紙 | 7枚 | 黒い下じき1枚 |
| ワセリン | 少量 | 透明テープ7枚 |
| 虫めがね | 1つ | スマホのカメラの拡大 |
| スマホやカメラ | 1台 | 絵に描いて記録する |
| 記録用紙 | A4用紙2枚 | ノート2ページ |
| クリップ・重し | 4個 | 石4個 |
| インターネットが使える機器 | 1台 | 新聞の天気らん |
手順
予想を書く
何をする:いつ多くなるかを予想します。
どうやる:「風の強い日」「晴れた日」「雨の日」で、ちりの量がどうなりそうかを書きます。
なぜ:予想を書いてから調べると、結果と比べたときに考えが深まります。
採集板を作る
何をする:ちりを集める道具を用意します。
どうやる:白と黒の画用紙にうすくワセリンをぬり、外の同じ場所に置いて重しで固定します。
なぜ:ねばりのある面にすると、ちりが飛ばされずに残ります。
置く場所を決める
何をする:条件をそろえます。
どうやる:雨が直接かからない軒下で、地面から1mの高さに毎日同じ向きで置きます。
なぜ:場所や高さが変わると、日ごとの量をくらべられません。
24時間ごとに回収する
何をする:1日分を集めます。
どうやる:毎日同じ時刻に採集板を回収し、新しい板と交換します。
なぜ:時間をそろえると、1日あたりの量として比べられます。
虫めがねで観察する
何をする:何が積もったかを見ます。
どうやる:黒い板の上のちりを虫めがねで見て、色・大きさ・形をスケッチします。
なぜ:黒い背景だと、うすい色のちりが見やすくなります。
量を4段階で記録する
何をする:数字にします。
どうやる:「0 見えない」「1 うっすら」「2 はっきり」「3 一面につく」の4段階で記録し、写真もとります。
なぜ:段階にすると、日ごとの多い少ないをくらべられます。
天気と気象情報を調べる
何をする:原因を探る材料を集めます。
どうやる:その日の風向き・風の強さ・天気を記録し、気象庁の黄砂情報も調べます。
なぜ:自分の観察と公式の情報を照らし合わせると、確かさが増します。
表とグラフにまとめる
何をする:記録を整理します。
どうやる:よこに日づけ、たてにちりの量をとった棒グラフを作り、風向きと天気を下に書き足します。
なぜ:風の強い日にちりが多い、といった関係が見えてきます。
観察ポイント・記録の取り方
| 日づけ | ちりの量(0〜3) | 色 | 風向き | 風の強さ | 天気 | 黄砂情報 |
| 1日目 | ||||||
| 2日目 | ||||||
| 3日目 | ||||||
| 4日目 | ||||||
| 5日目 | ||||||
| 6日目 | ||||||
| 7日目 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 雨で流れてしまう
なぜ:雨がかかると、集めたちりが流れます。
対処:軒下など、雨が直接かからない場所に置きます。
⚠️ 家族に片づけられてしまう
なぜ:ただの紙に見えるため、ごみと思われることがあります。
対処:「じっけん中」と書いたふせんをはり、家族に伝えておきます。
⚠️ 花粉や虫のふんとまちがえる
なぜ:春は花粉や小さな虫の跡も同時に積もります。
対処:虫めがねで形を見て、丸い粒(花粉)と角ばった砂を分けて記録します。
⚠️ 1日だけ見て結論を出す
なぜ:その日の風向きだけの結果かもしれません。
対処:最低1週間続け、天気とならべて比べます。
発展アイデア
安全上の注意
まとめ方(発表・レポート)
模造紙1枚またはスライド5枚がおすすめです。
「予想」「採集板の写真」「ちりのスケッチ」「量と天気の表」「グラフ」の順にまとめます。
タイトル例:
📺 参考動画
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