🌍 環境・SDGs
生活の中で出る二酸化炭素の目安を計算し、減らす工夫を考える研究です。
カーボンフットプリント(かーぼんふっとぷりんと:商品や生活の中で出る温室効果ガスの量を見える化する考え方)は、電気、移動、食事、買い物などが環境にどのくらい関係するかを考える方法です。二酸化炭素(にさんかたんそ:地球温暖化に関係する気体)は、発電、車の利用、ものを作る工程などで出ることがあります。正確な量を出すには専門的な計算が必要ですが、身近な行動を目安として比べることで、どの行動を見直すと効果がありそうか考えられます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 記録用紙 | A4用紙8枚 | ノート16ページ |
| 筆記用具 | 鉛筆1本、消しゴム1個 | シャープペンシル1本 |
| 色ペン | 4色 | マーカー4本 |
| 電卓 | 1個 | スマートフォンの計算機1つ |
| 家庭の電気使用量メモ | 1週間分 | 電気明細1枚を保護者と確認 |
| 移動距離メモ | 1週間分 | 地図アプリで確認した距離メモ |
| 食事・買い物メモ | 7日分 | 家庭で聞き取ったメモ7日分 |
| 調べ学習用の資料 | 3〜5件 | 保護者と確認したウェブページ3〜5件 |
| 付せん | 30枚 | 小さく切ったメモ用紙30枚 |
| まとめ用画用紙 | 1枚 | A4用紙3枚 |
手順
調べる生活分野を決める
何をする:カーボンフットプリントを調べる生活分野を選びます。
どうやる:「電気」「移動」「食事」「買い物」「ごみ」の中から3〜5分野を選び、記録表の見出しにします。
なぜ:生活全体を一度に正確に調べるのは難しいため、分野を分けると比較しやすくなります。
1週間の行動を記録する
何をする:選んだ分野について、1週間の行動を記録します。
どうやる:電気使用量、車や電車の移動距離、肉や野菜など食事の内容、買ったもの、ごみの量を分かる範囲で書きます。
なぜ:実際の行動を記録すると、自分の生活のどこに環境負荷がありそうか見えてきます。
計算に使う目安を調べる
何をする:二酸化炭素排出量を計算するための目安を調べます。
どうやる:電気1kWhあたり、車1kmあたりなどの排出係数(はいしゅつけいすう:活動量から排出量を計算するための目安の数字)を、保護者と資料で確認します。
なぜ:行動の量だけでは比較しにくいため、目安の数字を使ってCO2量に換算します。
電気のカーボンフットプリントを計算する
何をする:家庭の電気使用による二酸化炭素の目安を計算します。
どうやる:「電気使用量(kWh)×排出係数」で計算します。明細を見る場合は、個人情報を保護者と確認します。
なぜ:電気は毎日使うため、生活の中で大きな割合になる可能性があるからです。
移動のカーボンフットプリントを計算する
何をする:通学、買い物、習い事などの移動による目安を計算します。
どうやる:車、電車、徒歩、自転車など移動手段ごとに距離を記録し、車や公共交通の目安を使って計算します。
なぜ:同じ距離でも、移動手段によって環境への影響が変わることを考えられます。
食事や買い物の影響を整理する
何をする:食事や買い物に関係するカーボンフットプリントを考えます。
どうやる:肉、野菜、加工食品、輸入食品、使い捨て包装などを分類し、数値計算が難しいものは「多そう・少なそう」の比較表にします。
なぜ:食品や商品は、作る、運ぶ、保存する、捨てる過程でも環境に関係するからです。
分野ごとの結果を比べる
何をする:電気、移動、食事、買い物のどこが大きそうか比べます。
どうやる:計算できたものは数値で、計算が難しいものは理由を文章で整理し、棒グラフやランキングにします。
なぜ:どの分野から見直すと効果がありそうかを考えやすくなります。
減らす工夫を考える
何をする:カーボンフットプリントを減らす行動を考えます。
どうやる:「使っていない電気を消す」「近い場所は徒歩や自転車にする」「食べ残しを減らす」「長く使えるものを選ぶ」などを5つ書きます。
なぜ:計算結果を生活改善につなげることが、この研究の大切な目的です。
実行しやすさで順位をつける
何をする:考えた工夫を、続けやすさと効果の大きさで比べます。
どうやる:「すぐできる」「家族と相談」「長期的に考える」の3つに分け、付せんで整理します。
なぜ:効果が大きくても続けにくい行動は難しいため、現実的な対策を考える必要があります。
自分の行動計画を作る
何をする:これから1週間試す行動を決めます。
どうやる:電気、移動、食事の中から1つずつ、合計3つの行動を選び、毎日できたかをチェックする表を作ります。
なぜ:調べて終わりではなく、生活の中で試すことで研究が行動につながります。
観察ポイント・記録の取り方
| 分野 | 行動量 | 計算方法・目安 | CO2の目安 | 減らす工夫 | 気づいたこと |
| 電気 | |||||
| 移動 | |||||
| 食事 | |||||
| 買い物 |
つまずきやすいポイント
⚠️ 正確なCO2量を出そうとしすぎる
なぜ:カーボンフットプリントは細かく計算しようとすると、発電方法、輸送、製造など多くの条件が必要になるためです。
対処:この研究では「目安」として扱い、計算に使った条件を必ず書きます。
⚠️ 排出係数が資料によって違う
なぜ:年度、国、発電方法、計算範囲によって数字が変わるためです。
対処:使った資料名、年度、単位をメモし、複数資料の数字を混ぜすぎないようにします。
⚠️ 計算できない項目で止まってしまう
なぜ:食事や買い物は、製造や輸送まで含めると複雑になるためです。
対処:計算できない項目は、数値ではなく「理由つきの比較」としてまとめます。
⚠️ 家族に負担をかける行動計画になる
なぜ:環境に良さそうな行動を一気に変えようとして、生活に無理が出るためです。
対処:家族と相談し、まず1週間続けられる小さな行動を3つ選びます。
発展アイデア
安全上の注意
📺 参考動画
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「自分のスキルや経験を、子どもたちの学びに活かしたい」
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