🌍 環境・SDGs
自分の地域で起こりやすい災害と気候変動リスクを調べ、防災行動を考える研究です。
気候変動(きこうへんどう:長い期間で気温や雨の降り方などが変わること)によって、猛暑、大雨、台風、洪水、土砂災害などのリスクが高まることがあります。地域によって、川の近く、海の近く、山の近く、住宅地など、注意すべき災害は違います。ハザードマップ(はざーどまっぷ:災害の危険がある場所や避難場所を示した地図)を使って調べると、自分の家や学校の周りで何に備えるべきかが分かります。防災を自分ごととして考えられる研究です。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 地域のハザードマップ | 1枚 | 保護者と確認した自治体のページ1件 |
| 自宅周辺の地図 | 1枚 | 手描き地図1枚 |
| 学校周辺の地図 | 1枚 | 通学路の手描き地図1枚 |
| 記録用紙 | A4用紙8枚 | ノート16ページ |
| 筆記用具 | 鉛筆1本、消しゴム1個 | シャープペンシル1本 |
| 色ペン | 5色 | マーカー5本 |
| 付せん | 30枚 | 小さく切ったメモ用紙30枚 |
| 定規 | 1本 | まっすぐな紙の端1枚 |
| 防災用品チェック表 | 1枚 | 自作チェック表1枚 |
| まとめ用画用紙 | 1枚 | A4用紙3枚 |
手順
調べる地域を決める
何をする:防災と気候変動リスクを調べる範囲を決めます。
どうやる:自宅周辺、学校周辺、通学路などから1〜2か所を選びます。細かい住所はレポートに書かず、地域名程度にします。
なぜ:範囲を決めると、危険な場所や避難先を具体的に調べやすくなります。
ハザードマップを確認する
何をする:地域の災害リスクを地図で調べます。
どうやる:保護者と一緒に自治体のハザードマップを見て、洪水、土砂災害、高潮、地震などの表示を確認します。
なぜ:災害ごとの危険区域を知ることで、自分の地域で何に備えるべきか分かります。
気候変動で高まりやすいリスクを整理する
何をする:気候変動と関係が深い災害や暑さを調べます。
どうやる:猛暑、大雨、短時間強雨、台風、洪水、土砂災害などをリストにし、地域で関係しそうなものに印をつけます。
なぜ:気候変動は防災にも関係し、これまで以上の備えが必要になる場合があるからです。
危険な場所を地図に書き込む
何をする:自分の地域で注意が必要な場所を地図に記録します。
どうやる:川の近く、低い土地、急な坂、冠水しやすい道路、ブロック塀、交通量の多い道などを色で分けて書き込みます。
なぜ:地図に書くことで、通学や外出時にどこを避けるべきか考えやすくなります。
避難場所と避難経路を調べる
何をする:災害時にどこへ避難するかを確認します。
どうやる:ハザードマップや自治体資料で指定避難所(していひなんじょ:災害時に避難するために指定された場所)を調べ、候補を2か所記録します。
なぜ:災害が起きてから探すのではなく、事前に知っておくことが安全につながります。
家庭の防災用品を確認する
何をする:家にある防災用品をチェックします。
どうやる:水、食料、懐中電灯、電池、携帯トイレ、救急用品、充電器などをチェック表にします。足りないものは家族に相談します。
なぜ:気候変動リスクが高まる中で、家庭での備えを確認することが重要だからです。
猛暑への備えを考える
何をする:災害だけでなく、暑さへの対策をまとめます。
どうやる:水分補給、冷房の使い方、日陰の利用、部活動や外出時間の調整、高齢者や小さい子への声かけなどを書きます。
なぜ:猛暑も命に関わるリスクであり、防災の一部として考える必要があります。
地域でできる対策を整理する
何をする:家庭だけでなく地域としてできる備えを考えます。
どうやる:避難訓練、近所の声かけ、排水溝の清掃、防災情報の確認、暑さを避ける場所の利用などを表にします。
なぜ:災害時には一人だけでなく、地域で助け合うことが安全につながります。
防災行動計画を作る
何をする:自分と家族が取る行動をまとめます。
どうやる:「大雨の前」「避難が必要なとき」「猛暑の日」「停電したとき」の4場面に分け、行動を3つずつ書きます。
なぜ:場面ごとに考えておくと、いざというときに迷いにくくなります。
観察ポイント・記録の取り方
| 調べる項目 | 分かったこと | 気候変動との関係 | 対策 | 気づいたこと |
| 洪水 | ||||
| 土砂災害 | ||||
| 猛暑 | ||||
| 停電 |
つまずきやすいポイント
⚠️ ハザードマップの見方が分からない
なぜ:色や記号が多く、災害ごとに地図の意味が違うためです。
対処:凡例(はんれい:地図の記号や色の意味を説明する部分)を先に読み、1種類の災害ずつ確認します。
⚠️ 住所などの個人情報を書きすぎる
なぜ:自宅周辺を調べるため、細かい場所を書きたくなることがあります。
対処:レポートには正確な住所を書かず、「自宅周辺」「学校の近く」などにします。
⚠️ 気候変動と災害を単純に結びつけすぎる
なぜ:災害には地形、土地利用、人口、雨量など多くの要因が関係するためです。
対処:「関係する可能性がある」「リスクを高める場合がある」と表現し、断定しすぎません。
⚠️ 怖い内容だけで終わってしまう
なぜ:災害リスクを調べると、不安な情報が多くなるためです。
対処:必ず「備え」「避難先」「家族で確認すること」をセットでまとめます。
発展アイデア
安全上の注意
📺 参考動画
▶ 参考動画を検索自由研究の先へ — お子さまの今に合う場所を選んでください。
「自分のスキルや経験を、子どもたちの学びに活かしたい」
そんな先生になりたい大人を、CCN 寺子屋が支えます。
地域で教室を開く・得意を教える・自由研究を伴走する。
受け継いできたものを、次の世代へ。