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地域の防災と気候変動リスク

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地域の防災と気候変動リスク

🔬 中学生向け ★★★ ⏱ 準備50分 / 実施4〜6時間

自分の地域で起こりやすい災害と気候変動リスクを調べ、防災行動を考える研究です。

気候変動(きこうへんどう:長い期間で気温や雨の降り方などが変わること)によって、猛暑、大雨、台風、洪水、土砂災害などのリスクが高まることがあります。地域によって、川の近く、海の近く、山の近く、住宅地など、注意すべき災害は違います。ハザードマップ(はざーどまっぷ:災害の危険がある場所や避難場所を示した地図)を使って調べると、自分の家や学校の周りで何に備えるべきかが分かります。防災を自分ごととして考えられる研究です。

必要なもの

材料分量代替案
地域のハザードマップ1枚保護者と確認した自治体のページ1件
自宅周辺の地図1枚手描き地図1枚
学校周辺の地図1枚通学路の手描き地図1枚
記録用紙A4用紙8枚ノート16ページ
筆記用具鉛筆1本、消しゴム1個シャープペンシル1本
色ペン5色マーカー5本
付せん30枚小さく切ったメモ用紙30枚
定規1本まっすぐな紙の端1枚
防災用品チェック表1枚自作チェック表1枚
まとめ用画用紙1枚A4用紙3枚

手順

1

調べる地域を決める

何をする:防災と気候変動リスクを調べる範囲を決めます。

どうやる:自宅周辺、学校周辺、通学路などから1〜2か所を選びます。細かい住所はレポートに書かず、地域名程度にします。

なぜ:範囲を決めると、危険な場所や避難先を具体的に調べやすくなります。

2

ハザードマップを確認する

何をする:地域の災害リスクを地図で調べます。

どうやる:保護者と一緒に自治体のハザードマップを見て、洪水、土砂災害、高潮、地震などの表示を確認します。

なぜ:災害ごとの危険区域を知ることで、自分の地域で何に備えるべきか分かります。

3

気候変動で高まりやすいリスクを整理する

何をする:気候変動と関係が深い災害や暑さを調べます。

どうやる:猛暑、大雨、短時間強雨、台風、洪水、土砂災害などをリストにし、地域で関係しそうなものに印をつけます。

なぜ:気候変動は防災にも関係し、これまで以上の備えが必要になる場合があるからです。

4

危険な場所を地図に書き込む

何をする:自分の地域で注意が必要な場所を地図に記録します。

どうやる:川の近く、低い土地、急な坂、冠水しやすい道路、ブロック塀、交通量の多い道などを色で分けて書き込みます。

なぜ:地図に書くことで、通学や外出時にどこを避けるべきか考えやすくなります。

5

避難場所と避難経路を調べる

何をする:災害時にどこへ避難するかを確認します。

どうやる:ハザードマップや自治体資料で指定避難所(していひなんじょ:災害時に避難するために指定された場所)を調べ、候補を2か所記録します。

なぜ:災害が起きてから探すのではなく、事前に知っておくことが安全につながります。

6

家庭の防災用品を確認する

何をする:家にある防災用品をチェックします。

どうやる:水、食料、懐中電灯、電池、携帯トイレ、救急用品、充電器などをチェック表にします。足りないものは家族に相談します。

なぜ:気候変動リスクが高まる中で、家庭での備えを確認することが重要だからです。

7

猛暑への備えを考える

何をする:災害だけでなく、暑さへの対策をまとめます。

どうやる:水分補給、冷房の使い方、日陰の利用、部活動や外出時間の調整、高齢者や小さい子への声かけなどを書きます。

なぜ:猛暑も命に関わるリスクであり、防災の一部として考える必要があります。

8

地域でできる対策を整理する

何をする:家庭だけでなく地域としてできる備えを考えます。

どうやる:避難訓練、近所の声かけ、排水溝の清掃、防災情報の確認、暑さを避ける場所の利用などを表にします。

なぜ:災害時には一人だけでなく、地域で助け合うことが安全につながります。

9

防災行動計画を作る

何をする:自分と家族が取る行動をまとめます。

どうやる:「大雨の前」「避難が必要なとき」「猛暑の日」「停電したとき」の4場面に分け、行動を3つずつ書きます。

なぜ:場面ごとに考えておくと、いざというときに迷いにくくなります。

観察ポイント・記録の取り方

調べる項目分かったこと気候変動との関係対策気づいたこと
洪水
土砂災害
猛暑
停電

つまずきやすいポイント

⚠️ ハザードマップの見方が分からない

なぜ:色や記号が多く、災害ごとに地図の意味が違うためです。

対処:凡例(はんれい:地図の記号や色の意味を説明する部分)を先に読み、1種類の災害ずつ確認します。

⚠️ 住所などの個人情報を書きすぎる

なぜ:自宅周辺を調べるため、細かい場所を書きたくなることがあります。

対処:レポートには正確な住所を書かず、「自宅周辺」「学校の近く」などにします。

⚠️ 気候変動と災害を単純に結びつけすぎる

なぜ:災害には地形、土地利用、人口、雨量など多くの要因が関係するためです。

対処:「関係する可能性がある」「リスクを高める場合がある」と表現し、断定しすぎません。

⚠️ 怖い内容だけで終わってしまう

なぜ:災害リスクを調べると、不安な情報が多くなるためです。

対処:必ず「備え」「避難先」「家族で確認すること」をセットでまとめます。

発展アイデア

  1. 通学路の防災マップを作り、大雨の日に避けたい場所を整理する。
  2. 家族で防災用品チェックを行い、不足しているものと優先順位をまとめる。
  3. 猛暑、豪雨、台風の3つについて、家庭でできる備えを比較する。

安全上の注意

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