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フードマイレージを計算する

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フードマイレージを計算する

🔬 中学生向け ★★★ ⏱ 準備50分 / 実施4〜6時間

食品の重さと運ばれた距離から、フードマイレージを計算する研究です。

フードマイレージ(ふーどまいれーじ:食べ物の重さと運ばれた距離をかけ合わせた考え方)は、食べ物が食卓に届くまでの移動に注目する方法です。遠くから運ばれる食品は、船、飛行機、トラックなどの輸送エネルギーを使います。ただし、距離だけで環境負荷(かんきょうふか:環境に与える負担)が決まるわけではなく、作り方や保存方法も関係します。身近な食品で計算すると、産地表示や地産地消(ちさんちしょう:地域で作られたものを地域で使うこと)の意味を考えられます。

必要なもの

材料分量代替案
食品の産地表示メモ5〜8品分食品パッケージ写真5〜8枚
記録用紙A4用紙8枚ノート16ページ
筆記用具鉛筆1本、消しゴム1個シャープペンシル1本
色ペン4色マーカー4本
キッチンスケール1台パッケージ記載の内容量メモ
地図帳1冊保護者と確認する地図アプリ1つ
電卓1個スマートフォンの計算機1つ
定規1本地図アプリの距離表示
比較表用紙A4用紙2枚ノート4ページ
まとめ用画用紙1枚A4用紙3枚

手順

1

調べる食品を選ぶ

何をする:家にある食品から5〜8品を選びます。

どうやる:米、野菜、果物、肉、魚、飲み物、加工食品など、産地表示が分かるものを選びます。

なぜ:種類の違う食品を選ぶと、近くから来たものと遠くから来たものを比べやすくなります。

2

産地を記録する

何をする:食品がどこで作られたかを調べます。

どうやる:パッケージやラベルの産地表示を見て、都道府県名や国名を書きます。加工食品は原材料の産地が分かる範囲で記録します。

なぜ:フードマイレージを計算するには、出発地となる産地の情報が必要です。

3

食品の重さを記録する

何をする:それぞれの食品の重さを調べます。

どうやる:パッケージの内容量を見たり、キッチンスケールで量ったりして、gまたはkgで記録します。

なぜ:フードマイレージは「重さ×距離」で考えるため、重さをそろえることが大切です。

4

産地から自宅までの距離を調べる

何をする:食品が運ばれた距離の目安を調べます。

どうやる:地図帳や保護者と確認する地図アプリで、産地から自分の住む地域までのおおよその距離をkmで調べます。

なぜ:実際の輸送ルートは複雑ですが、概算距離を使うことで比較の考え方を学べます。

5

単位をそろえる

何をする:重さと距離の単位を計算しやすくそろえます。

どうやる:gで書いた重さは1000で割ってkgに直します。距離はkmのまま使います。

なぜ:単位をそろえないと、食品同士を正しく比べられません。

6

フードマイレージを計算する

何をする:各食品のフードマイレージを出します。

どうやる:「食品の重さ(kg)×距離(km)」を計算し、kg・kmという形で記録します。

なぜ:重いものや遠くから来たものほど、移動に関わる負担が大きくなる可能性を考えられます。

7

食品ごとに比較する

何をする:計算結果を大きい順に並べます。

どうやる:フードマイレージが大きい食品に赤、小さい食品に青で印をつけ、理由を考えます。

なぜ:並べることで、距離と重さのどちらが結果に影響したか見つけやすくなります。

8

結果の注意点を整理する

何をする:フードマイレージだけでは分からないことを考えます。

どうやる:栽培方法、季節、冷蔵保存、輸送手段、食品ロスなど、距離以外の環境負荷を表にします。

なぜ:環境への影響は距離だけで決まらないため、結果を正しく考える力が必要です。

9

食品の選び方を考える

何をする:買い物でできる工夫をまとめます。

どうやる:「産地を見る」「旬のものを選ぶ」「必要な量だけ買う」「近くで作られたものも選ぶ」など5つ書きます。

なぜ:計算結果を生活に生かすことで、環境に配慮した消費を考えられます。

観察ポイント・記録の取り方

食品名産地重さ(kg)距離(km)フードマイレージ(kg・km)気づいたこと

つまずきやすいポイント

⚠️ 産地がはっきり分からない

なぜ:加工食品は複数の原材料が使われ、産地表示が細かく分かれている場合があります。

対処:産地が分かる生鮮食品を中心に選び、分からないものは「不明」として無理に推測しません。

⚠️ 距離を正確に出そうとしすぎる

なぜ:実際には船、港、倉庫、店を通るため、本当の輸送距離は複雑です。

対処:この研究では地図上のおおよその距離として計算し、「概算」と明記します。

⚠️ 重さの単位を間違える

なぜ:gとkgが混ざると、計算結果が1000倍違ってしまうことがあります。

対処:計算前に必ずkgへ直し、表の見出しにもkgと書きます。

⚠️ フードマイレージだけで環境によい悪いを決めてしまう

なぜ:数字が出ると、それだけで結論を出しやすいためです。

対処:旬、栽培方法、保存、食品ロスなども一緒に考えます。

発展アイデア

  1. 同じ食品で、近い産地のものと遠い産地のものを比べる。
  2. 地産地消のよい点と、遠くから運ばれる食品の必要性を両方まとめる。
  3. 1食分のメニュー全体のフードマイレージを計算して、改善案を考える。

安全上の注意

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