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日本の水資源と世界の水問題を比べる

🌍 環境・SDGs

日本の水資源と世界の水問題を比べる

🔬 中学生向け ★★★ ⏱ 準備50分 / 実施4〜6時間

日本の水の使われ方と世界の水不足・衛生問題を比べる研究です。

日本では蛇口をひねると安全な水が出る生活が当たり前に感じられます。しかし世界には、安全な飲み水を手に入れにくい地域や、トイレ・下水などの衛生(えいせい:健康を守るために清潔にすること)が十分でない地域があります。日本は雨が多い国ですが、人口、地形、貯水、輸入食料に使われる水などを考えると、水資源(みずしげん:人が利用できる水)を大切に使う必要があります。水の問題を比べることで、生活と世界のつながりを考えられます。

必要なもの

材料分量代替案
記録用紙A4用紙8枚ノート16ページ
筆記用具鉛筆1本、消しゴム1個シャープペンシル1本
色ペン4色マーカー4本
世界地図1枚地図帳1冊
日本地図1枚地図帳の日本地図1ページ
水道使用量の明細1枚保護者に聞いた家庭の水使用メモ1枚
調べ学習用の資料5件保護者と確認したウェブページ5件
電卓1個スマートフォンの計算機1つ
付せん30枚小さく切ったメモ用紙30枚
まとめ用画用紙1枚A4用紙3枚

手順

1

比べる視点を決める

何をする:日本と世界の水問題を比べる項目を決めます。

どうやる:「水の量」「水道」「飲み水」「衛生」「農業や食料」「災害」の中から4〜5項目を選びます。

なぜ:比較する視点を決めると、情報を集めすぎず、分かりやすい研究になります。

2

日本の水の特徴を調べる

何をする:日本の水資源や水道の特徴を調べます。

どうやる:雨、川、ダム、地下水、水道のしくみなどを資料で調べ、1項目につき2〜3文でまとめます。

なぜ:日本で水が使える理由を知ると、当たり前に見える水道の背景を理解できます。

3

家庭の水の使い方を調べる

何をする:家で水をどのように使っているか記録します。

どうやる:風呂、トイレ、洗濯、料理、手洗いなど、1日の水の使い道を表にします。明細を見る場合は保護者と確認します。

なぜ:自分の生活の水の使い方を知ると、世界の水問題を自分ごととして考えやすくなります。

4

世界の水不足を調べる

何をする:水を手に入れにくい地域の問題を調べます。

どうやる:乾燥地域、人口増加、気候変動、井戸や水道の不足などの理由を整理し、地図に印をつけます。

なぜ:水不足は自然条件だけでなく、社会の仕組みとも関係していることが分かります。

5

衛生問題を調べる

何をする:安全な水やトイレが不足すると何が起こるか調べます。

どうやる:病気、学校生活、子どもや女性の負担、地域の生活への影響を、資料で確認できる範囲でまとめます。

なぜ:水の問題は飲み水だけでなく、健康や教育にも関係することを理解できます。

6

バーチャルウォーターを調べる

何をする:輸入する食料や製品に関係する水を調べます。

どうやる:バーチャルウォーター(ばーちゃるうぉーたー:輸入品を作るために海外で使われた水)の考え方を調べ、食べ物と水の関係をメモします。

なぜ:日本で使っていないように見える水も、海外の生産を通して関係していることが分かります。

7

日本と世界を比較表にする

何をする:調べた内容を日本と世界で比べます。

どうやる:表の左に項目、中央に日本、右に世界の課題を書きます。分からない部分は「資料では確認できなかった」と書きます。

なぜ:比較表にすると、似ている点と違う点を整理して説明できます。

8

水を大切に使う行動を考える

何をする:自分の生活でできる水の使い方を考えます。

どうやる:「流しっぱなしにしない」「風呂の残り湯を活用する」「食べ物をむだにしない」など、家族でできる行動を5つ書きます。

なぜ:世界の問題を知ったうえで、身近な行動に結びつけることが大切です。

9

自分の意見をまとめる

何をする:水資源について自分が大切だと思うことを書きます。

どうやる:「日本で水が使える理由」「世界の水問題で驚いたこと」「自分にできること」をそれぞれ2〜3文で書きます。

なぜ:調べた事実を自分の言葉でまとめることで、社会問題への理解が深まります。

観察ポイント・記録の取り方

比較項目日本の特徴世界で見られる課題共通点・違い気づいたこと
飲み水
衛生
農業・食料
災害

つまずきやすいポイント

⚠️ 日本は水が多いから問題ないと思ってしまう

なぜ:日本では水道が整っていて、水不足を感じにくい生活をしているためです。

対処:災害時の断水、地域差、輸入食料に関係する水も一緒に考えます。

⚠️ 世界の水問題を一つにまとめすぎる

なぜ:国や地域によって、水不足、衛生、洪水など問題の種類が違うためです。

対処:地域ごとに「何が問題か」を分けて記録します。

⚠️ 数字の単位が分からなくなる

なぜ:L、m3、人口割合など、資料によって単位が違うためです。

対処:数字を使うときは、単位と年度を必ず一緒に書きます。

⚠️ かわいそうという感想だけになる

なぜ:水問題は生活に大きく関わるため、感情的な感想に寄りやすいからです。

対処:「原因」「影響」「解決策」「自分にできること」の順に整理します。

発展アイデア

  1. 家庭で1週間の水使用場面を記録し、節水できる場所を探す。
  2. 水不足の地域と洪水が多い地域を比べ、気候変動との関係を考える。
  3. 水道が使えない災害時に必要な水の量を計算し、防災計画を作る。

安全上の注意

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