🌍 環境・SDGs
絶滅のおそれがある生き物と、その保護活動の理由や課題を調べる研究です。
絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ:将来いなくなるおそれが高い生き物)は、すみかの減少、気候変動、外来種、乱獲、環境汚染など、さまざまな理由で数が減っています。生き物は単独で生きているのではなく、食物連鎖(しょくもつれんさ:食べる・食べられる関係でつながる生き物の関係)や生態系(せいたいけい:生き物と環境が関わり合うまとまり)の中で役割を持っています。保護活動を調べると、人間の生活と自然のバランスをどう守るかを考えられます。
必要なもの
| 材料 | 分量 | 代替案 |
|---|---|---|
| 記録用紙 | A4用紙8枚 | ノート16ページ |
| 筆記用具 | 鉛筆1本、消しゴム1個 | シャープペンシル1本 |
| 色ペン | 4色 | マーカー4本 |
| 付せん | 30枚 | 小さく切ったメモ用紙30枚 |
| 世界地図または日本地図 | 1枚 | 地図帳1冊 |
| 調べ学習用の資料 | 5件 | 保護者と確認したウェブページ5件 |
| 生き物の写真メモ | 3枚 | 手描きスケッチ3枚 |
| 比較表用紙 | A4用紙2枚 | ノート4ページ |
| 定規 | 1本 | まっすぐな紙の端1枚 |
| まとめ用画用紙 | 1枚 | A4用紙3枚 |
手順
調べる絶滅危惧種を選ぶ
何をする:研究する生き物を1〜3種類選びます。
どうやる:日本の生き物、世界の生き物、海の生き物、鳥、ほ乳類、昆虫などから、資料が見つけやすいものを選びます。
なぜ:生き物をしぼると、原因や保護活動を深く調べやすくなります。
生き物の基本情報を調べる
何をする:選んだ生き物の特徴をまとめます。
どうやる:すむ場所、食べ物、大きさ、寿命、数が多く見られる地域などを表に書きます。
なぜ:その生き物の暮らしを知ると、なぜ数が減ると困るのか考えやすくなります。
数が減っている原因を調べる
何をする:絶滅のおそれがある理由を整理します。
どうやる:すみかの減少、気候変動、乱獲、外来種、農薬やごみなど、資料で確認できる原因を3つ以上書きます。
なぜ:原因を分けて考えることで、保護活動が何を解決しようとしているのか分かります。
生態系での役割を考える
何をする:その生き物が自然の中でどのような役割を持つか考えます。
どうやる:食べるもの、食べられる相手、植物の種を運ぶ、海や森の環境に関わるなど、関係を矢印で描きます。
なぜ:1種類の生き物が減ることが、ほかの生き物や環境にも影響する可能性を理解できます。
保護活動を調べる
何をする:その生き物を守るための活動を調べます。
どうやる:保護区、繁殖活動、すみかの回復、法律による保護、地域の見守り活動などを記録します。
なぜ:何を守る活動なのかを知ると、人間が自然とどう関わればよいか考えられます。
保護活動の課題を整理する
何をする:保護活動が簡単ではない理由を調べます。
どうやる:費用、人手、地域の生活との両立、観光、農業や漁業との関係などを、よい点と難しい点に分けます。
なぜ:保護活動には理想だけでなく、社会の現実的な調整が必要だからです。
人間の生活との関係を考える
何をする:自分たちの生活が生き物にどう関係するか考えます。
どうやる:ごみを減らす、自然に入るときのルールを守る、むやみに生き物を持ち帰らない、環境に配慮した商品を選ぶなどを書きます。
なぜ:絶滅危惧種の問題は遠い地域だけでなく、日常の行動ともつながっているからです。
保護活動の流れを図にする
何をする:問題から対策までの流れを図でまとめます。
どうやる:「原因→生き物への影響→保護活動→残る課題→自分にできること」の順に矢印で整理します。
なぜ:流れで示すと、発表で原因と対策のつながりを説明しやすくなります。
自分の意見をまとめる
何をする:絶滅危惧種を守るために大切だと思うことを書きます。
どうやる:「守るべき理由」「保護活動の難しさ」「自分や地域でできる行動」をそれぞれ2〜3文で書きます。
なぜ:調べた事実をもとに、自分の考えを持つことで社会的な学びになります。
観察ポイント・記録の取り方
| 生き物名 | すむ場所 | 減少の原因 | 保護活動 | 課題 | 気づいたこと |
つまずきやすいポイント
⚠️ かわいそうという感想だけで終わる
なぜ:絶滅危惧種は感情的に受け止めやすく、原因や仕組みの分析が浅くなりやすいためです。
対処:「原因」「影響」「保護活動」「課題」の4項目を必ず表にします。
⚠️ 情報が古い可能性がある
なぜ:生き物の数や保護状況は年によって変わるためです。
対処:資料の年度を確認し、古い情報は「当時の情報」として扱います。
⚠️ 保護活動を完全によいものとして書いてしまう
なぜ:生き物を守る活動にはよい面が多く見えますが、地域生活との調整も必要なためです。
対処:保護活動のよい点と難しい点を両方書きます。
⚠️ 生き物の写真や資料を無断で使ってしまう
なぜ:インターネット画像を自由に使えると思い込むことがあるためです。
対処:発表では自分で描いたスケッチや、出典をメモした資料を使います。
発展アイデア
安全上の注意
📺 参考動画
▶ 参考動画を検索自由研究の先へ — お子さまの今に合う場所を選んでください。
「自分のスキルや経験を、子どもたちの学びに活かしたい」
そんな先生になりたい大人を、CCN 寺子屋が支えます。
地域で教室を開く・得意を教える・自由研究を伴走する。
受け継いできたものを、次の世代へ。