英検の二次試験当日は、総合案内で受付をし、受験者控室に入り、係員の指示で面接待機席へ移動して、順番に面接室へ入ります。面接そのものは級によって約5分から約8分ですが、会場にいる時間はそれよりずっと長くなります。持ち物には身分証明書と上履きが含まれ、2026年度第1回検定からは1級から3級で顔写真付き身分証明書の原本提示が必須になりました。以下は協会が公表している内容だけを整理し、書かれていないことは「書かれていない」と申し添えます。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「受験の流れ」(2026年9月9日確認)
当日、何を持っていくか
協会の受験の流れのページには、二次試験の持ち物が挙げられています。
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 本人確認票(写真貼付)・二次受験票、または二次受験票(写真貼付) | 申込方法によって様式が異なります |
| 身分証明書 | 1級〜3級は原本の提示が必須(後述) |
| HB黒の鉛筆(シャープペンシル可) | 面接カードの記入に使います |
| 消しゴム | — |
| 上履き | 会場によって必要です |
| 腕時計 | 携帯電話は時計として使えません |
腕時計が挙げられているのは、携帯電話の使用が一切禁止されているからです。時間を確かめる手段を別に持っていく必要があります。
総合案内で受付をする
会場に着いたら、まず総合案内で受付を行います。協会のページの記述は「総合案内で受付を行ってください」です。
ここから先は、係員の指示に従って動きます。受験者控室に入り、そこから面接待機席へ移動する、という流れが示されています。
集合時間は二次受験票に記載されます。集合時間に遅刻すると、受験をお断りする場合があると協会が明記していますので、余裕をもって着くようにしてください。会場までの経路は、前日までに一度確かめておくことをおすすめします。
控室から面接待機席へ
受付のあとは受験者控室に入り、係員の指示で面接待機席に移動します。ここで自分の順番を待つことになります。
面接そのものは、3級で約5分、準2級で約6分、準2級プラスと2級で約7分、準1級で約8分です。ところが、会場にいる時間はこれよりずっと長くなります。受付から待機、そして面接まで、順番によって待ち時間が変わるためです。
この待ち時間は、緊張がいちばん高まる時間でもあります。ここで新しいことを覚えようとしても頭に入りません。手元でできることを一つだけ決めておく——たとえば、答え方の型を口の中で確かめる——ほうが落ち着きます。
もうひとつ、保護者の方が気にされるのが付き添いです。保護者の待機や付き添いについて、協会のよくある質問には項目が見当たりませんでした。会場ごとの案内に従うことになりますので、当日の掲示や係員の指示をご確認ください。この記事では、確認できていないことを推測で書くことはいたしません。
服装についても同じで、協会のページに服装の指定は見当たりませんでした。持ち物として挙げられているのは上履きで、これは会場の都合によるものです。特別な服装を求める記載は、公表されている資料の範囲では確認できませんでした。
携帯電話は電源を切って、首から下げる
協会のページには、次のように書かれています。「携帯電話などの使用は一切禁止ですので、電源を切り、受験者証ケースに入れて首からさげてください」。そして、違反した場合は失格になると明記されています。
ここは、うっかりでは済まないところです。マナーモードではなく電源を切ること、そしてかばんの中ではなく受験者証ケースに入れて首から下げること。この2つが指定されています。
「使用は一切禁止」と書かれている以上、時間を見るために画面をつけることも避けるべきだと読めます。持ち物に腕時計が挙げられているのは、そのためです。時計を持っていない場合は、二次試験までに用意しておいてください。会場に時計があるとは限りません。
また、遅刻しそうなときの扱いも協会が示しています。集合時間に遅刻した場合は、受験をお断りする場合があるとしたうえで、「会場受付に事情をご説明いただき、その後は会場責任者の指示に従ってください」と書かれています。公共交通機関の遅延など正当な理由がある場合は、試験の翌営業日から水曜日までに、なるべく早く英検サービスセンターへ連絡するように、とも示されています。連絡先と締切が決まっているということですので、万一のときは当日のうちに動いてください。
保護者の方が会場までお子さまを送られる場合、待ち合わせの連絡手段をどうするかは、あらかじめ決めておいたほうが安心です。試験中は本人の携帯電話が使えません。
面接カードは自分で持って入室する
面接カードについて、協会のページには「面接カード」の記入欄にHBの黒鉛筆かシャープペンシルで必要事項を記入し、「面接室に入室するまで、ご自身でお持ちください」と書かれています。
つまり、記入は面接の前に、待っている間に済ませておくものです。面接室に入ってから書くものではありません。鉛筆と消しゴムが持ち物に挙げられているのは、このためです。
記入する内容は当日の指示に従いますが、書き慣れない項目で手間取ると、待機の時間が落ち着かないものになります。二次受験票が届いたら、記載事項を一度確かめておくとよいでしょう。
面接室が自分の級かどうか、入り口の掲示で確認する
協会のページには、もうひとつ具体的な指示があります。「案内された面接室が自分の受験する級と一致しているか、面接室入り口の掲示で確認してください」。
案内された部屋をそのまま信じずに、自分で掲示を見て確かめるように、と公式に書かれているわけです。同じ会場で複数の級が実施されるためです。
入室の直前は、いちばん緊張している場面です。それでも、掲示を一度見る。この一手間は、当日の手順として覚えておく価値があります。
2026年度第1回検定から、身分証明書の原本提示が必須になった
協会のよくある質問には、次のように書かれています。2026年度第1回検定より、1級から3級の受験者は試験当日に、協会が定める顔写真付き身分証明書の原本提示が必須です。
有効なものとして挙げられているのは、学生証、生徒手帳、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、社員証、在留カード、特別永住者証明書、障害者手帳です。いずれも原本で、有効期限内のものに限られます。
ここは、コピーでは足りないという点が重要です。小学生や中学生の場合、顔写真付きのものを持っていないことがありますので、二次試験の前に何を持っていくかを確かめておいてください。詳しい条件は協会のページでご確認ください。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「よくある質問(試験について)」(2026年9月9日確認)
面接室に入ってからは、級ごとに時間が決まっている
面接そのものの時間は、協会の試験内容のページに級ごとに書かれています。
| 級 | 面接の時間 |
|---|---|
| 3級 | 約5分 |
| 準2級 | 約6分 |
| 準2級プラス | 約7分 |
| 2級 | 約7分 |
| 準1級 | 約8分(うちナレーション2分) |
面接室に入ってから出るまでの様子は、協会が「バーチャル二次試験」として、音声つきのアニメーションで公開しています。級ごとのページが用意されていますので、当日の動きは文章で読むより、一度見ておくほうが早いはずです。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「3級の試験内容・過去問」/同「準1級の試験内容・過去問」/同「英検バーチャル二次試験」(いずれも2026年9月9日確認)
2026年度の日程も見ておきます。第2回検定の二次試験は、2026年11月8日(日)と11月15日(日)です。第3回検定は、申込期間が10月30日(金)から12月14日(月)、一次試験が1月15日(金)から1月24日(日)、二次試験が2月28日(日)と3月7日(日)と公表されています。
日程は年度ごとに変わります。ここに挙げた日付は2026年9月9日時点で協会が公表しているものですので、必ず協会のページでご確認ください。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「試験日程」(2026年9月9日確認)
士心塾では
士心塾では、二次試験の前に、当日の手順そのものを一度声に出して確かめてもらっています。英語の練習とは別の時間としてです。
面接で力を出せなかった生徒に理由を聞くと、英語が分からなかったからではなく、待ち時間で気持ちが乱れた、持ち物のことが気になっていた、という答えが返ってくることが少なくありません。手順が分かっていれば、そこに気持ちを取られずに済みます。
持ち物は前日までにそろえ、身分証明書は現物を出して確かめる。会場までの経路は一度たどっておく。面接カードの記入は待っている間に終える。この4つを決めておくだけで、当日の負担はかなり軽くなります。
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