面接まで1週間しかない、という状況は例外ではありません。協会は「一次試験の結果(一次試験 個人成績表と二次受験票)は、二次試験の1週間前までに到着します」と公表しています。つまり、合否を確かめてから動き出すと、誰でも1週間になります。ここでは、その1週間で動かせるものと動かないものを分け、7日の使い方を組み立てます。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「個人でのお申し込みについて」(2026年9月9日確認)
「1週間しかない」は、制度の側からするとふつうのこと
まず、状況を正しく把握します。協会の公表によれば、一次試験の結果と二次受験票が届くのは二次試験の1週間前までです。二次受験票には試験会場と集合時間が記載されています。
ですから、「一次に受かったかどうか分かってから面接の準備をしよう」と考えると、必ず1週間になります。これは準備が遅れたのではなく、制度がそういう作りだということです。
2026年度第2回の二次試験は11月8日と11月15日、第3回は2月28日と3月7日と公表されています。日付は先に分かっているので、本来は一次試験の直後から動けます。ただ、実際には結果を見てから、という方が多い。この記事は、その1週間を前提にしています。
出典:同「試験日程」(2026年9月9日確認)
1週間で動くものと、動かないもの
7日でできることは限られています。何が動いて何が動かないかを、先に決めてしまうほうが結果的に速く進みます。
| 1週間で動くもの | 1週間では動かないもの |
|---|---|
| 当日の流れを覚える(13の手順が公表されている) | 発音そのものの精度 |
| 音読の詰まりを減らす(30〜60語程度) | 語彙の総量 |
| イラスト説明の型を固める | 聞き取りの力そのもの |
| 聞き返しの一言を反射で出せるようにする | 文法の穴を埋めきること |
| 意見を言う型(立場・理由・補足)を決める | 初めて見る題材への即応力 |
左の列に共通しているのは、「決めておけば済むもの」です。右の列に共通しているのは、積み上げに時間がかかるものです。7日間は、左の列だけに使います。
右の列に手を出すと、間に合わないまま当日を迎えて、自信だけを削ることになります。1週間は、伸ばす期間ではなく、持っているものを出せるようにする期間です。
1日目と2日目——流れを固定する
最初の2日は、英語の練習より先に当日の順番を頭に入れます。
協会は各級のページで、入室から退室までを番号付きで公開しています。3級・準2級なら、入室、面接カードを渡す、着席、氏名と級の確認と挨拶、問題カードを受け取る、黙読20秒、音読、No.1、No.2とNo.3、カードを裏返す、No.4とNo.5、問題カードを返す、退室の13手順です。
あわせて、協会が公開している「英検バーチャル二次試験」のアニメーションを見ます。入室から退出までを映像で一度見ておくと、当日の緊張がかなり減ります。
この2日で覚えるのは、順番だけで足ります。英語は、まだ完成させなくてかまいません。
出典:同「3級の試験内容・過去問」/同「英検バーチャル二次試験 3級」(いずれも2026年9月9日確認)
3日目から5日目——級の課題を回す
中盤の3日で、受ける級の課題を回します。級ごとに何が出るかは公表されています。
3級・準2級——音読(30語程度・50語程度)、パッセージについての質問、イラストについての質問2問、自分のことについての質問2問。カードは、No.3までは見てよく、そのあと裏返します。
準2級プラス・2級——音読(55語程度・60語程度)、パッセージについての質問、3コマの展開説明(考慮時間20秒・言い出し部分はカードに印刷)、意見の質問2問。
準1級——音読はありません。自由会話、4コマのナレーション(考慮1分・本体2分間)、質問4問。ナレーションは2分を超えると途中で中止させられると公表されています。ここだけは実際に2分を計って練習します。
3日間の割り振りは、1日1課題ではなく、毎日全部を短く回すのがおすすめです。音読5分、イラスト5分、意見5分。同じ量を3日繰り返すほうが、1日に1課題を集中するより口に残ります。
出典:同「準2級プラスの試験内容・過去問」/同「準1級の試験内容・過去問」(いずれも2026年9月9日確認)
6日目——持ち物と会場を確かめる
前日の1日前は、英語ではなく手続きに使います。ここで抜けがあると、練習の成果がまるごと無駄になるからです。
二次試験の持ち物は公表されています。一次試験を本会場で受けた方は本人確認票(写真貼付)と二次受験票。一次試験を準会場で受けた方(一次試験免除者を含む)は二次受験票(写真貼付)。共通して、身分証明書、HBの黒鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム、上履き、腕時計(携帯電話での代用は不可)です。
身分証明書については注意が要ります。協会は2026年度第1回検定より、1級から3級の受験者は試験当日に有効期限内の「協会が定める顔写真付き身分証明書」の原本提示が必須と公表しています。対象は学生証、生徒手帳、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、社員証、在留カード、特別永住者証明書、障害者手帳です。
会場と集合時間は二次受験票に記載されています。交通経路と地図は、この日のうちに確認します。集合時間に遅刻した場合、受験をお断りする場合があると公表されています。
出典:同「よくあるご質問(受験者向け)」(2026年9月9日確認)
7日目——直前日は、何を減らすか
前日にやることは、増やすことではなく減らすことです。
やるのは3つだけにします。音読を1回、聞き返しの一言を10回、意見の型(立場・理由・補足)を声に出して3回。合わせて10分で終わります。
やらないほうがよいことも、はっきりしています。新しい表現を覚えないこと。前日に入れた表現は、当日に出てきません。出てきかけて詰まると、応答が滞る原因になります。
もうひとつ、模範解答を読み込まないこと。読んだ文を思い出そうとすると、その作業に時間を取られます。協会は「答えている途中で口ごもるなどして応答が滞る場合には、次の質問に進むことがあります」と公表しています。思い出そうとして黙るのは、いちばん避けたい形です。
当日の朝にすること
当日は、練習ではなく確認だけにします。持ち物を並べて数える。会場までの経路をもう一度見る。声を出しておく(音読を1回)。
会場に着いてからの流れも公表されています。総合案内で受付を行う。携帯電話などは電源を切り、受験者証ケースに入れて首から下げる(会場内で使用した場合は、理由にかかわらず失格になります)。面接カードの受験者記入欄をHBの黒鉛筆かシャープペンシルで記入し、入室まで自分で持つ。係員の指示で受験者控室から面接待機席に移動する。控室には戻れないので、荷物はすべて持って移動します。
そして、案内された面接室が自分の受験する級と一致しているかを、面接室入り口の掲示で確認します。ここまでが公表されている手順です。
終わる時刻の目安も公表されています。協会は「終了予定時間は、受付を通った時間より60分前後を目安にしてください」と書いています。面接そのものは5分から8分ですが、受付から退場までは1時間ほどを見ておくということです。予定を入れるときの参考になります。
なお、服装について協会は「特に指定はございませんが、英文字がプリントされているものは避けてください」と公表しています。あわせて、試験教室の温度は全員の要望に沿えないことがあるため、体温管理・調節のできる服装で来るよう書かれています。
士心塾の方法
勉強してから受けるのではなく、先に受験日を決めます。日付が決まると、子どもは自分から机に向かいます。次の受験が半年後だと熱は続かないので、間隔を空けません。受かったら、すぐ次を決める。落ちても、すぐ次を決める。1対1で週240分(120分×2回、または240分×1回)、曜日と時間を固定して、次の受験日から逆算して進めます。
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