使えるのは、一次試験に合格した回の「翌年度の同じ回」まで。たとえば2026年度第2回で一次に合格したなら、2027年度第2回の申込までです。資格が生まれるのは「二次試験のウェブ合否公開時刻」で、それより前には申請できません。
何が免除されるのか
協会の定義はこうです。「1級〜3級の一次試験に合格し、二次試験を棄権(欠席)するか不合格となった方は、次回以降の申込時に一次試験免除申請をすれば、二次試験から受けることができます」。
つまり、筆記とリスニングをもう一度受け直す必要がありません。面接だけを受けます。二次試験は受付を通った時間から60分前後で終わるので、一次試験(3級で10:25〜12:00)に比べれば、当日の負担はずっと軽くなります。
対象は1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級。4級と5級には二次試験(面接)が無いので、この制度もありません。
出典:日本英語検定協会「一次試験免除について」/日本英語検定協会「よくあるご質問(個人申込の受験者の方)」/日本英語検定協会「試験時間」(いずれも2026年9月7日確認)
いつからいつまで使えるか
2つの時点を押さえてください。
| いつから | いつまで |
|---|---|
| 二次試験のウェブ合否公開時刻から。二次試験を欠席した場合も、同じ時刻から使えるようになる | 翌年度の同回の申込まで。例:2023年度第3回の一次合格者は、2024年度第3回まで申請できる |
「いつから」が意外と重要です。一次に合格したあと、二次を欠席することが最初から決まっている場合でも、資格取得の日時より前に申請することはできません。二次の合否公開日を待つ必要があります。
2026年度第2回で言えば、二次A日程(11月8日)の合否公開が11月17日、B日程(11月15日)の合否公開が11月24日。このときから、一次免除を使った申込ができるようになります。第3回の申込期間は10月30日〜12月14日なので、B日程の人は11月24日から12月14日までの20日間で、第3回の申込を決めることになります。
出典:日本英語検定協会「一次試験免除について」/日本英語検定協会「受験票・合否通知のお届け」/日本英語検定協会「3. 個人でのお申し込みを検討している方(受付期間・試験日程・検定料)」(いずれも2026年9月7日確認)
申請のしかた
| どこで受けるか | やること |
|---|---|
| 一次試験を本会場で受ける (個人申込・団体の本会場申込) | 申込のときに「一次試験免除申請欄」へ、一次試験に合格したときの検定回と個人番号を記入・入力する |
| 一次試験を準会場で受ける (団体の準会場申込) | 一次試験の解答用紙A面「志願票」の一次試験免除申請欄に、一次試験に合格したときの個人番号を記入する。申込時の申請は不要 |
準会場の場合、使える免除資格は申込時までに取得したものに限られます。
申込方法・受験地・試験会場は問いません。協会は「有効期間内であれば本会場申込、準会場申込のどちらからでも申請することが可能です」と書いています。個人申込で取った資格を、次は学校の準会場で使う、という組み方もできます。
出典:日本英語検定協会「一次試験免除について」/日本英語検定協会「よくあるご質問(個人申込の受験者の方)」(いずれも2026年9月7日確認)
検定料は安くならない
ここを誤解している人が多いところです。協会は「一次試験免除者も同額です」と明記しています。面接だけを受けるのに、一次と二次の両方を受ける人と同じ金額を払います。
2026年度の本会場(個人申込)でいうと、3級6,800円、準2級8,400円、準2級プラス8,600円、2級9,000円、準1級10,400円、1級12,400円。免除を使っても、この金額です。
だから「一次免除があるから、とりあえず二次は捨てよう」は損です。次に払う金額は同じなので、受けられるなら受けたほうが、一度で終わります。
出典:日本英語検定協会「3. 個人でのお申し込みを検討している方(受付期間・試験日程・検定料)」/日本英語検定協会「一次試験免除について」(いずれも2026年9月7日確認)
士心塾の考え方——免除は「保険」であって「作戦」ではない
二次試験は、士心塾の生徒で落ちた者がいません。準備のしかたが決まっているからです。ですから、私たちにとって一次免除は使う場面がほとんどありません。
それでも制度を知っておく値打ちがあるのは、体調やご家族の都合で二次に行けなかったときのためです。その1回だけは、翌年度の同回まで持ち越せます。ただし「持ち越せるから安心」ではありません。期限まで日が空くほど、力も気持ちも落ちます。
士心塾のやり方は変わりません。受験日を先に決めて、間隔を空けない。受かったら、すぐ次を決める。落ちても、すぐ次を決める。免除の期限に頼ることなく、次の日付を先に置きます。
免除で受けるとき、当日の持ち物が変わる
一次試験免除で二次試験だけを受ける場合、協会からは「二次受験票」だけが届きます。一次個人成績表は届きません(その回の一次を受けていないため)。
そして写真を貼る先も変わります。一次を本会場で受けた人は「本人確認票」に貼りますが、一次免除者は「二次受験票」に貼ります。前の回と同じつもりでいると、貼る紙を間違えます。
顔写真付き身分証明書は、もちろん必要です。二次試験(公開会場)も本人確認の対象だからです。一次を準会場で受けて免除資格を取った人は、一次のときに身分証明書を求められていない可能性があります。その記憶のまま面接会場に行くと、そこで止まります。
出典:日本英語検定協会「個人でのお申し込みについて(申込から成績表到着まで)」/日本英語検定協会「顔写真付き身分証明書お知らせページ」(いずれも2026年9月7日確認)
英検S-CBTとの行き来もできる
一次試験免除の資格は、英検(従来型)と英検S-CBT のあいだで使えます。ただし、資格が発生するタイミングが違います。
| どこで使うか | いつから申請できるか |
|---|---|
| 英検(従来型)で使う | 二次試験のウェブ合否公開時刻から |
| 英検S-CBTで使う | 二次試験のウェブ合否公開日の11:00以降 |
| 英検S-CBTで取った資格を使う | 受験した試験のウェブ合否公開時刻の時点で、申込受付中の試験から |
協会は「英検(従来型)は二次試験合否閲覧日以降、英検S-CBTは合否閲覧日の17時以降となりますのでご注意ください」とも案内しています。二次試験を欠席した場合も、欠席した時点では資格は発生しません。合否公開の日時を待つ必要があります。
出典:日本英語検定協会「一次試験免除について」/日本英語検定協会「3. 個人でのお申し込みを検討している方(受付期間・試験日程・検定料)」(いずれも2026年9月7日確認)
士心塾の方法——受験日を先に決める
勉強してから受けるのではありません。先に受験日を決めます。日付が決まると、子どもは自分から机に向かいます。次の受験が半年後だと熱は続かないので、間隔を空けません。受かったら、すぐ次を決める。落ちても、すぐ次を決める。1対1で週240分(120分×2回、または240分×1回)、曜日と時間を固定して、次の受験日から逆算して進めます。
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